2016-2017シーズン注目チーム:ヴィラノバ大
2016年のNCAAトーナメントを制したヴィラノバ大。
ヴィラノバ大の今夏の補強の上で、最も重要だったのは戦力流出の回避。
昨季のスターティング5の内、4年生ガードのライアン・アルチディアコノと4年生センターのダニエル・オシェフは卒業でチームを去る。
それに加えて残りのスターティング5の3人全員がアーリーエントリーでチームを去る危険性があったが、全員大学への残留を決定。
NBAドラフトで上位指名を受ける様な選手こそいないものの、豊富な経験と確かな実力で来シーズンもNCAAトーナメントの有力候補の1つとなるだろう。
ヴィラノバ大
圧倒的スターは不在。
サイズも無い。
強固なディフェンスと、センター以外の誰もがどこからでもシュートを打てるバランスの良いオフェンスでNCAAトーナメントを勝ち上がった。
NCAAトーナメントではシューティングが大当たりし、決勝でもジェンキンスのブザービーターでの3PTで劇的な勝利を収めた。
out
G:ライアン・アルチディアコノ
F:ダニエル・オシェフ
in
F:オマリ・スペルマン(新入生)
F:エリック・パスカル(転校)
4年生の2名は卒業でチームを去るものの、戦力の流出を最低限で食い止めた。
新入生のオマリ・スペルマンは全米トップクラスの評価を受ける新入生の1人。
上背こそ無いものの、強靭な肉体と長いウイングスパン、そして柔らかなシュートタッチを持ち、インサイドからでもアウトサイドからでも得点出来る。
パスカルはフォーダム大からの転校生。
昨季はNCAAの転校規定によりプレー出来なかったが、2016-2017シーズンはプレー可。
フォーダム大時代は1年生にして平均15.9得点を挙げた。
高校時代は渡邊雄太のチームメイト。
2015-2016シーズン
スターティング5
G:ジェイレン・ブランソン
G:ライアン・アルチディアコノ
G:ジョッシュ・ハート
F::クリス・ジェンキンス
F:ダニエル・オシェフ
ベンチ
F:ダリル・レイノルズ
G:フィル・ブース
G:マイカル・ブリッジ
2016-2017シーズン予想戦力
スターティング5
G:ジェイレン・ブランソン
G:フィル・ブース
G:ジョッシュ・ハート
F:クリス・ジェンキンス
F:オマリ・スペルマン
ベンチ
F:ダリル・レイノルズ
F:エリック・パスカル
G:マイカル・ブリッジ
昨季チームの得点TOP2だったジョッシュ・ハートとクリス・ジェンキンスがチームに残留した。
新しくスターティング5に加わると見られるフィル・ブースはレギュラーシーズンこそシューティングが不調だったものの、NCAAトーナメント決勝ではチームトップの20得点を挙げた。
新入生のスペルマンにはオシェフに変わり、リバウンド、インサイドの得点、リムプロテクトが求められるが、限られた役割をこなすにはポテンシャル十分。
オシェフには無かったアウトサイドのシューティングも兼ね備えている。
オシェフ程の機動力、跳躍力は無いため、今夏のワークアウトでシェイプアップし、機動力を上げる必要がある。
ベンチのレイノルズ、ブリッジも昨シーズン経験を積み、2016-2017シーズンは更なる飛躍が期待される。
デューク大、ケンタッキー大の様に多数の有望新入生を獲得したわけではない。
計算出来る新戦力と昨季NCAAトーナメントを制した経験を武器に2016-2017シーズンも間違いなくNCAAの主役になるチーム。
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