カレッジバスケ2016-2017シーズン注目選手まとめ:ソフォモア編



有望選手の多くがワンアンドダンでアーリーエントリーし、1年で大学を去る昨今。
NBAドラフトにおいても、上位指名にはフレッシュマン(1年生)が並ぶ。
一方、大学の適応に時間がかかり、2年目で開花する選手がいることも事実。

今年のドラフトで上位指名が予想されたカリフォルニア大のアイヴァン・ラブも、NBAで成功するためにアーリーエントリーせずに大学に残ることを選択した。
2016-2017シーズンでの活躍が期待される2年生選手をまとめる。



アイヴァン・ラブ



大学:カリフォルニア大
ポジション:PF/C
身長(裸足):205.1cm
体重:97.5kg
ウイングスパン:218.4cm
スタンディングリーチ:274.3cm
受賞歴:セカンドチームオールPAC-12(2016)
※2015フープサミットでの計測値

今年NBAドラフトにエントリーしても上位指名の可能性が高かった選手。
更なる成長を求め、大学に戻ることを選択した。
パワーフォワードとして理想的な身長・ウイングスパン・スタンディングリーチを持つが、体格はまだまだ未熟。
シーズンが進むにつれ、着実な成長を見せた選手でもある。
インサイドワーク、ミドルシュートの安定、リバウンド力、リムプロテクトなどまだまだ成長の余地がある大器。
器用さも兼ね備えており、クリス・ボッシュの様に大成する可能性を持っている。

ドゥウェイン・ベーコン


大学:フロリダ州立大
ポジション:SF/SG
身長(裸足):195.6cm
体重:91.6kg
ウイングスパン:203.2cm
受賞歴:オールACCフレッシュマンチーム(2016)
※2013NIKEElite100での計測値。

マクドナルドオールアメリカンやジョーダンブランドクラシックにも選ばれ、高校時代からその名を轟かせた有望選手。
1年目からチームの主力として活躍し、ドラフトでも1巡目指名候補の1人であった。
クイックネス、跳躍力の高さが武器でフィニッシュも力強い。
ミドルシュートは不安定で3PTの確立も低い。
同じく1年生でチームの主力として活躍した、マリック・ビーズリーはアーリーエントリーでチームを去り、ベーコンには更なる飛躍が期待される。

アイザイア・ブリスコー


大学:ケンタッキー大
ポジション:PG
身長(裸足):186.7cm
体重:91.6kg
体脂肪率:8.5%
ウイングスパン:203.2cm
スタンディングリーチ:248.9cm
垂直跳び(助走なし):80cm
垂直跳び(助走あり):94cm
※2015ケンタッキー大公式計測値

高校時代は学年NO1PGの評価を得ていた選手。
名門ケンタッキー大で1年目からスターティングガードを務めた。
ガードながら1試合平均リバウンドが5.1本とリバウンドも強い。
ドリブル、パス共に非常に高い技術を持つが、シュートが致命的に下手。
3PT13.5%、FT46.0%では話にならない。
来季は有望なガードの新入生が入るケンタッキー大。
ルーキー達とのポジション争いに勝ち、NBAからの評価を上げるためにはシュート力の向上が必要不可欠。

デドリック・ローソン


大学:メンフィス大
ポジション:SF
身長(裸足):200.7cm
体重:102.1kg
体脂肪率:11.1%
ウイングスパン:219.1cm
スタンディングリーチ:270.5cm
垂直跳び(助走なし):57.1cm
垂直跳び(助走あり):71.1cm
受賞歴:AACルーキーオブザイヤー(2016)
     セカンドチームオールAAC(2016)
※2016ドラフトコンバインでの計測値。

SFながらC並みのウイングスパン・スタンディングリーチを持ち、1試合平均9.3本とリバウンド強さを見せる。
3PT35%、FT70.9%とシューティンもまずまず。
一方でFG40.9%と低く、セレクション・フィニッシュ力を向上させなければならない。
また、身体能力の低さと体脂肪率の高さも目立つ。
来季の成長は夏のハードワーク次第になるだろう。

トーマス・ブライアント


大学:インディアナ大
ポジション:C
身長(裸足):205.7cm
体重:109.3kg
ウイングスパン:227.3cm
スタンディングリーチ:284.5cm
受賞歴:Big Tenオールフレッシュマンチーム(2016)
     サードチームオールBig Ten(2016)
※2014アメリカ代表候補キャンプでの計測値

サイズこそCとしては小さいもののウイングスパンが驚異的で、スタンディングリーチもトップクラス。
インサイドでのステップワークの上手い技巧派。
機動力も高く、リバウンドから速攻の先頭を走る。
ウイングスパンはディフェンスでも威力を発揮するが、ディフェンスではまだポテンシャルを発揮しきれていない。
身体の強さもインサイドとしてはまだ物足りない。
来季の成長次第ではドラフトでも上位で指名されるポテンシャルを秘めた逸材。

ジェイレン・ブランソン


大学:ヴィラノバ大
ポジション:PG
身長(裸足):184.1cm
体重:89.8kg
ウイングスパン:190.5cm
スタンディングリーチ:245.1cm
受賞歴:Big Eastオールフレッシュマンチーム(2016)
※2015アメリカ代表候補キャンプでの計測値

NCAAトーナメントを制したヴィラノバ大で1年目からローテーションに食い込んだ実力派のPG。
派手さこそないが、確かな技術で堅実なプレーを見せる。
身体的には恵まれておらず、更に大きな役割を与えられる来季は数字で実力を示す必要がある。
ディフェンスも非常にタフで賢い選手。
NBAではクリーブランドキャバリアーズのマシュー・デラヴェドヴァの様な選手。

ルーク・ケンナード


大学:デューク大
ポジション:SG
身長(裸足):194.9cm
体重:84.8kg
ウイングスパン:195.6cm
スタンディングリーチ:250.2cm
※2015フープサミットでの計測値

試合によってスタメンで起用されたり、6マンで起用されたりと1年生ながら難しい役割をこなした。
高いシュート力を見せ、インスタントスコアラーとして活躍。
FT%は88.9%と非常に上手いが、そのシュート力をまだゲーム中に発揮しきれていない。
サウスポーから放たれるクイックリリース3PTは破壊力抜群。
来季は成功率を向上させたい。
グレイソン・アレンが残り、ウイングにジェイソン・テイタムが加入するデューク大は全米トップクラスの層の厚さを誇り、出場時間争いも熾烈。
出場時間を伸ばし。シューティングを安定させることが出来るか。
白人シューターとして、大学の先輩であるJ.J・レディックの様な選手になれるポテンシャルは十分に持っている。
THOMAS BRYANT



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