2016NBAドラフト:最小選手、ケイ・フェルダー。

http://www.basketballinsiders.com/wp-content/uploads/2016/04/2016NBADraft.jpg2mを超える大男がひしめくNBA。
その中でも、たった160cmの身長でNBA史上最低身長選手として10年以上活躍したマグジー・ボーグス。
180cm程度の身長で得点王を獲得し、チームをNBAFinalまで導いたアレン・アイバーソンなど、過去には多くの小兵が活躍してきた。
今季もボストンセルティックスに所属するアイザイア・トーマスはオールスターにも選出された。

今年のNBAドラフトの最低身長選手はケイ・フェルダー。



ケイ・フェルダー 

ポジション:PG
身長(裸足):173.4cm
体重:80.3kg
体脂肪率:5.8%
ウイングスパン:189.2cm
スタンディングリーチ:224.8cm
垂直跳び(助走なし):90.17cm
垂直跳び(助走あり):111.8cm
最高到達点: 336.6cm

身長は日本の大学バスケ選手としても小さい。
しかし、ウィングスパンは日本人のそれより遥かに長い。
垂直跳びの結果はドラフトコンバイン参加選手中NO1。
最高到達点も日本の大学バスケ選手の中に入ればトップクラス。(関東大学連盟が発表したフィジカルテストの結果では、ガード部門の最高到達点トップは当時明治大4年(現三菱)の中東(身長191cm)で334cm)
2015-2016シーズンでは1試合平均24.4得点9.3アシスト2.0スティールという驚異的なスタッツを残した。

圧倒的な身体能力を持つ選手とは言え、アンダーサイズで活躍するフェルダーから日本人選手が学ぶべきところは多い。
シュートの上手さは勿論、豊富なステップやドリブルのパターンを持ち、ディフェンスを翻弄する。
中でもフルスピードのドライブから繰り出されるステップバックのキレは凄まじく、ブロックを避けるための十分なスペースを作り出す。
得点力の高さは日本人のPGには最も足りていない要素の1つ。
得点力の高さが相手ディフェンスの注意を集め、結果として1試合9.3アシストという高いアシスト数につながっている。
また、身長173cmながら体重80kg、体脂肪率5.8%の強靭なフィジカルも日本人選手には不足とされているモノの1つだ。

今季ドラフトでは2巡目下位氏名が予想されるフェルダー。
アイザイア・トーマスの様にドラフト時の低評価を覆し、スターダムにのし上がることが出来るだろうか?





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