アイヴァン・ラブが大学に留まった理由。



カリフォルニア大の1年生パワーフォワード、アイヴァン・ラブ。
1年生ながらポテンシャルが評価され、NBAからも高い評価を得ていた。
ドラフトにエントリーしていればドラフト上位での指名が予想されたが、彼は大学に留まることを選択した。

近年ワン&ダン(大学1年終了時のアーリーエントリー)を選ぶ有望選手が多い中、何故彼は大学に留まることを選んだのだろうか。

アイヴァン・ラブ

「単純に成長したいだけなんだ。ただNBAに行きたいんじゃない。しっかりと準備をしてからNBAに行きたいんだ。」
ESPNの取材に彼はそう答えた。
ラブは高校時代に学年NO1の評価を受けていた時期もあったが、怪我によりその評価を落としていった。

「多くの人が僕がもう終わったと思っていると分かっているし、多くの人が僕のことを成功するためには強さが足りないと感じていることも知っている。」
今季も平均12.5得点8.6リバウンドとチームに貢献したが、ベン・シモンズ、ブランドン・イングラム、そしてチームメイトのジェイレン・ブラウンなど、ラブ以上に大きなインパクトを残した1年生は少なくない。

「強くならなければいけないことは分かっている。もっとディフェンスを向上させたいし、より良いシューター、リバウンダーになれば、もっと楽にプレーできるだろう。チームリーダーになり、チームでより大きな役割を果たしたい。」
チームのトップスコアラー2名がチームを去る来季、ラブはより大きな役割が与えられることになるだろう。
「来シーズンは自分が何を出来るか証明するチャンスなんだ。」

「これは正しい判断だった。もっと成長したいんだ。」
ポテンシャルは高いものの、まだまだ未熟なラブ。
出場時間を与えられる大学に残留する方が、自身の成長のためには賢い判断だったと言えるだろう。
大学入学までの1か月半だけでこれほど肉体を成長させたラブ。
その努力は並大抵のものではない。
今季も成長を見せ、より高い評価を得てNBAに入ることが出来るかどうか。
ラブの成長に期待したい。

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