カレッジバスケ2016-2017シーズン注目選手まとめ:ジュニア編
有望選手の多くは下級生時にアーリーエントリーでNBAに入る昨今。
上級生まで残る選手は“素材”という面では、下級生のトップ選手達から劣ることは否めない。
しかし、学生バスケにおいて上級生の活躍はチームの成功を占う上で欠かせない。
アーリーエントリーを宣言し、思った様な評価が得られ無かったために大学に戻った選手も。
学生バスケを面白くするためにも、彼らの飛躍に期待したい。
グレイソン・アレン
大学:デューク大
ポジション:SG
身長(靴込):194.3cm
体重:85.7kg
ウイングスパン:199.4cm
※2013年レブロン・ジェームスキャンプでの計測値
スタッツ(15-16):36.6分21.6得点4.6リバウンド3.5アシスト1.3スティール0.1ブロック
2015年のNCAAトーナメントFINAL4でチームに勢いを付ける活躍を見せたアレン。
2年目は下級生ながらチームのエースとして、個人成績を大きく飛躍させた。
出場時間は約4倍、平均得点に関しては約5倍に跳ね上がった。
身体的に秀でてはいないが、強気なプレーでチームを引っ張る。
正確なアウトサイドシュート、フィジカルコンタクトを恐れないドライブで得点を量産した。
2016年2月13日のヴァージニア大との試合では、タフショットでのブザービーターを決めるなど勝負強さも見せた。
多くの有力新入生を獲得したデューク大。
来季は大学最優秀選手賞の獲得も有力視される中、個人成績だけでなくチームを勝利に導く活躍が期待される。
メロ・トリンブル
大学:メリーランド大
ポジション:PG
身長(裸足):186.1cm
体重:87.1cm
体脂肪率:8.4%
ウイングスパン:188cm
スタンディングリーチ:235cm
垂直跳び(助走なし):67.3cm
垂直跳び(助走あり):90.2cm
最高到達点:325.1cm
※2016ドラフトコンバインでの測定結果
スタッツ(15-16):33.2分15.1得点3.6リバウンド4.9アシスト1.3スティール0.1ブロック
1年目に活躍を見せ、2年目は更なる活躍を期待されたトリンブル。
しかし、アンダーサイズのガードの生命線の1つである3PT%を10%以上落とすなど、思った様な活躍が出来ず。
ドラフトコンバインでは手の短さ、スタンディングリーチの低さを露呈。
評価を落としたため、大学に残留し、再起を誓う。
恵まれた身体は持たないが、スキルは高いトリンブル。
ピック&ロールの使い方も上手く、昨季は1年生センター、ダイアモンド・ストーンに多くのアシストを供給した。
来季はシューティングの安定感、ゲームメイク力を向上させ、1巡目指名を勝ち取りたい。
ジャスティン・ジャクソン
大学:ノースカロライナ大
ポジション:SF
身長(裸足):200.7cm
体重:87.5kg
体脂肪率:7.6%
ウイングスパン:210.2cm
スタンディングリーチ:262.9cm
垂直跳び(助走なし):74.9cm
垂直跳び(助走あり):87.6cm
最高到達点:350.5cm
スタッツ(15-16):28.4分12.2得点3.9リバウンド2.8アシスト0.6スティール0.4ブロック
1年生時に名門UNCで二桁得点を挙げる活躍。
昨季は4年生PFブライス・ジョンソンの急成長に押されたこともあり、思った様な成長を見せることは出来なかった。
ウイングとして身長、身体能力共に不足は無く、オールラウンドな選手。
しかしながら特筆する点もないのが弱点。
特に3PTの成功率の低さ(29.2%)はアウトサイドが重視される現代バスケットでは致命的。
昨季の主力、ジョンソンとペイジが去った来季ジャスティンがより大きな役割を与えられることは間違いなく、彼の才能が花開くことに期待したい。
ディロン・ブルックス
大学:オレゴン大
ポジション:SF
身長(靴込):198.1cm
体重:101.6kg
ウイングスパン:194.3cm
※2014年NIKEスキルズアカデミーでの計測値
スタッツ(15-16):33.0分16.1得点5.5リバウンド3.2アシスト1.1スティール0.4ブロック
昨季ELITE8に残ったオレゴン大のNO1スコアラー。
フィジカルコンタクトに強いアスレティックな選手。
1試合平均3.2アシストと視野の広さも魅力。
一方身体計測の数値を見ると、ウイングスパンの短さが目に付く。
サイズもSFとしては小さい。
昨季33.8%だった3PTを40%近くまで伸ばしたいところ。
昨季も16.1得点を残したが、来季は平均20得点を超える圧倒的な成績に期待したい。
身体的には恵まれておらず、大学4年生まで成長を見たい選手。
マリック・ポープ
大学:サンディエゴ州立大
ポジション:SF
身長:203.8cm
体重:96.2kg
ウイングスパン:218.4cm
スタンディングリーチ:276.2cm
※2015アメリカ代表候補キャンプでの計測値
スタッツ(15-16):21.2分7.1得点5.1リバウンド0.8アシスト0.3スティール0.8ブロック
個人成績こそ平凡だが、潜在能力は非常に高い。
身長、ウイングスパンはSFとして文句なし。
視野の広さを持ち、アシストも上手いオールラウンダー。
腕の長さはリバウンドで力を発揮する。
能力は一級品でNCAAで活躍するために十分な物を持っているが、安定感に欠ける。
彼の潜在能力が開花すれば、カレッジでもトップレベルの選手になれる逸材。
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