2016NBAドラフト:1巡目ロッタリーピック指名結果

1巡目上位指名、ロッタリーピックの指名結果は下記の通り。


1.フィラデルフィア76ers:ベン・シモンズ LSU
2.ロサンゼルスレイカース:ブランドン・イングラム デューク
3.ボストンセルティックス: ジェイレン・ブラウン カリフォルニア大


4.フェニックスサンズ:ドラガン・ベンダー クロアチア
5.ミネソタティンバーウルブズ:クリス・ダン プロヴィデンス大
6.ニューオリンズペリカンズ:バディー・ヒールド オクラホマ大
7.デンバーナゲッツ:ジャマール・マレー ケンタッキー大 
8.サクラメントキングス:マーキス・クリス ワシントン大⇒フェニックスにトレード
9.トロントラプターズ:ヤコブ・ポエトゥル ユタ大
10.ミルウォーキーバックス:ソン・メイカー スーダン
11.オーランドマジック:ドマンタス・サボニス ゴンザガ大⇒OKCへトレード
12.ユタジャズ:トウリアン・プリンス ベイラー大⇒アトランタへトレード
13.フェニックスサンズ:ヨーギス・パパヤニス ギリシャ⇒SACにトレード
14.シカゴブルズ:デンゼル・ヴァレンタイン ミシガン州立大

トップ2の指名は不動と見られ、3位以下の指名が注目された今ドラフト。

3位ではシューターかリムプロテクターを狙うと見られていたセルティックスが、ウイングのブラウンを指名。

4位にはベンダーが続き、上位指名候補の中では粗削りだが、将来性を見た指名が続いた。

5位指名を受けたダンは運動能力、ディフェンスに優れ、リッキー・ルビオとは異なる強味を持つPG。
今ドラフトで間違いなくNO1のPGで、その時点で残っていた選手の中では完成度、将来性ともに最も優れた選手。

6位でペリカンズが指名したのはオクラホマ大のヒールド。
ペリカンズにはタイリーク・エヴァンス、エリック・ゴードンといったSGがいるが、シューティングという点ではヒールドはこの2名を上回る。
インサイドにはアンソニー・デイビスというNBA屈指のビッグマンがおり、ヒールドにとってもプレーしやすい環境。

7位指名を受けたのはカナダ出身のコンボガード、マレー。
SG、PGの両ポジションをこなし、ナゲッツではエマニュエル・ムデュエイとガードコンビを組むこととなる。ムディエイ、マレー共にサイズ、タレントがあり、噛み合うかは別の問題として面白いコンビではある。

ドラフト前に評価を上げたクリスだが、8位指名に落ち着いた。
キングス指名を受けたが、ドラフト直後に指名権などが絡んだトレードでフェニックスサンズへ。
どのチームでも需要のあるストレッチ4であり、スタイルはフィットするだろう。

ラプターズは9位指名でポエトゥルを指名。
ヨナス・バランチュナス、ビスマック・ビヨンボというCを抱えるチームであるが、ビッグマンが貴重なのはいつの時代も変わらず。インサイドの控えに厚みを加えた。

10位指名を受けたのはソン・メイカー。
年齢詐称疑惑もあり、ドラフト順位を落とすと見られていたが、まさかの上位指名を受けた。
サイズ、高さ、運動能力を高いレベルで兼ね備えているのは事実であり、成長と適応次第では大きく化ける可能性がある。

マジックはゴンザガ大のサボニスを11位で指名。
ドラフト直後のトレードでOKCへ。
ペイントエリアでの強さと多彩なステップを持ち、外角のシュートも上手い。
リバウンドにも強さを見せる。

12位ではプリンスが指名を受ける。
良い選手ではあるが、ロッタリーでの指名を受けるとは見られておらず、驚きの指名。
ドラフト評価こそ低かったが、完成度は高く、過去にアトランタで活躍したデマー・キャロルタイプの選手。

13位指名を受けたパパヤニス。
即戦力としてではなく、将来性を見た指名。
トレードでサクラメントキングスへ。
サイズがあり、インサイドに強く、カズンズの控えを務めることになる。

14位でブルズはヴァレンタインを指名。
身体能力こそ低いが、バスケIQは非常に上手く、今ドラフトのウイングではNO1と言える視野の広さ、アシストのセンスを持っている。
SGとしてはクイックネスに欠け、SFとしてはサイズに欠けるという課題をどう克服出来るか。


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