セントトマスモア出身。ビラノバ大のルーキー、オマリ・スペルマン。

日本人NCAAプレイヤー、渡邊雄太の出身校として知られるコネチカット州のセントトマスモアスクール(STM)。

昨季は史上最年少で日本代表候補に選出された藤枝明誠高校出身の角野亮伍も在籍していました。現在はスラムダンク奨学金の提携校となり、今年も日本から奨学生がSTMに入学予定。

全米でも強豪として知られるSTM。OBにはデトロイトピストンズで活躍するアンドレ・ドラモンドも名を連ねます。

今年STMから、NCAA王者のビラノバ大に進学するのが、インサイドプレーヤーのオマリ・スペルマン。ジョーダンブランドクラシックのメンバーにも選出された有望選手で、ヴィラノバ大でも1年次からの活躍が期待されています。


オマリ・スペルマン

進学先:ビラノバ大
ポジション:PF
身長(靴込):205.7cm
体重:130.2kg
ウイングスパン:218.4cm
※2015年アメリカ代表候補キャンプでの計測

長所

・柔らかなシュートタッチと広いシュートエリア
・オフェンスリバウンドに強い
・PFとして十分なサイズと長いウイングスパン

短所

・オーバーウェイト
・アップテンポなゲームに付いていけない。
・PFをガードするクイックネスが足りない



シュートが上手く多才なスキルを持つビッグマンのオマリ・スペルマン。

シュートレンジが広く、インサイドでのステップワークも巧み。フィニッシュのタッチも柔らかく高い将来性を感じさせます。

オーバーウェイトは明らですが、体重増の原因には怪我も関係していた様で、シーズン開幕までにはコンディションを整えてくるでしょう。身体的に仕上がれば、即戦力として大きな貢献が期待できます。

来季のビラノバ大には、STM出身で渡邊雄太と同期だったエリック・パスカルもおり、STM出身選手の活躍が大いに期待されます。

スラムダンク奨学金の派遣校出身選手がNCAAのトップレベルで活躍しているのを見ると、奨学金生の派遣される環境のレベルの高さを改めて実感させられます。

昨季NCAAトーナメントを制したビラノバ大ですが、スターティングセンターのオシェフが卒業でチームを去るため、スペルマンにはその穴を埋める活躍が求められます。

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