GW開幕2連勝。渡邊雄太は13得点12リバウンドで初のダブルダブル。

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初戦を勝利で飾ったGWは2戦目でシエナ大と対戦。
渡邊は試合開始最初のオフェンスでバックドアからのダンクで得点し、幸先の良いスタートを切る。
この日の渡邊はリバウンドにも積極的に飛び込む。
オフェンスリバウンドでのティップショットもねじ込み、この試合でキャリアハイの12リバウンドを記録。

守っては初戦で31得点を記録したシエナ大のエース、マーキス・ライトとマッチアップ。
身長で20センチ近く小さな相手だが、チームでの渡邊のディフェンスへの信頼は厚く、渡邊がマッチアップを任された。
ライトは前半で16得点を上げたが、後半は沈黙し、この試合は計21得点。

試合は最後まで1点を争う接戦。
試合残り5秒、77-75とGWが2点リードの場面で渡邊がファウルを受け、FTを得るが2本共にミス。
シエナ大は最後の3PTに逆転に望みをかけるが渡邊がそのシュートに対してあわやブロックとなる素晴らしいシュートチェックでエアボールを誘い試合終了。
77-75と接戦をものにしたGWが開幕2連勝を飾った。



渡邊雄太、NCAAで自身初となるダブルダブルを記録。




積極的にリバウンドに参加した渡邊は13得点12リバウンドを記録。
1年生次からチームの主力の1人として活躍してきた渡邊だが、意外にもNCAAでのダブルダブルはこれが初めて。
昨年までスタートを務めたセンターのケビン・ラーセンが卒業したこともあり、リバウンドでの役割も大きい。
渡邊の機動力と到達点の高さはNCAAでも高い水準にあるだけに、今季はダブルダブルの回数も増えるだろう。

渡邊はサイズに似つかわしくないハンドリングスキルを兼ね備えている。
そのため、渡邊がリバウンドを奪い自身でボールをプッシュすることで速攻への展開が生まれやすいというメリットもある。

オフェンス・ディフェンスの両面でチームの大黒柱となっている渡邊。
今季はここまでスタッツ面でも上々の滑り出し。
チームもシーズン前のヘッドコーチ交代での不安を背に、開幕2連勝を収めた。
GWは過去2年間もシーズン序盤は好調な立ち上がりを見せるが、シーズン中盤から失速し、NCAAトーナメントを逃してきた。

経験者が少なく若い今年のチームはシーズンが進む毎の成長を期待したい。



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