class of 2016:ウイング陣はオールラウンドな活躍が目立つ。


ガードの活躍が目立つclass of 2016。
ウイングにも潜在能力の高い選手が揃う。
特にウイングのフレッシュマンにはスコアラーというよりも攻守にオールラウンドな貢献の出来る選手が揃っている。

・マイルス・ブリッジス(ミシガン州立大)
・ジョナサン・アイザック(フロリダ州立大)
・マリック・モンク(ケンタッキー大)
・ジョッシュ・ジャクソン(カンザス大)

等が貢献度の高いプレーを披露している。




マイルス・ブリッジス


大学:ミシガン州立大
ポジション:SF
身長(靴込):198.8cm
体重:102.5kg
ウイングスパン:205.1cm
スタンディングリーチ:261.6cm
スタッツ(2016年11月27日時点):32.3分17.4得点8.7リバウンド2.3アシスト0.4スティール1.7ブロック3.4TO



名門ミシガン州立大(MSU)で1年生ながらエースを張るブリッジス。
チームの都合上インサイドでのプレー機会も多いが、プロではSFを務めることになるだろう。
高校時代からダンカーとしてその名を轟かせ、大学でも既に多くのハイライトを残している。
その跳躍力はディフェンスでも発揮されており、SFながらここまで平均1.7ブロックは立派。
また、視野の広さにも定評があり平均2.3アシストを記録。

アウトサイドのシュートに難ありと思われていたが、ここまで1試合平均5本の3PTを放ち、成功率40%と予想を大きく上回る成功率を残している。
その一方でFTは成功率54.5%と低空飛行。
MSUは強豪との対戦が続いたこともあり、ここまで7試合で4勝3敗と期待された程勝ち星を積み上げることが出来ていない。
ブリッジスの現状のドラフト指名予想は1巡目中位。

11月29日のデューク大戦以降はスケジュールも少し落ち着き、そこで勝ち星を稼ぎたいところ。
チームの状況が上向けば、自ずとブリッジスの評価も上がってくるだろう。
個人的にはMSUは育成に優れるチームであり、折角ならば複数年在籍して欲しいというのが本音。

ジョナサン・アイザック

大学:フロリダ州立大
ポジション:SF
身長(靴込):209.6cm
体重:93kg
ウイングスパン:216.5cm
スタンディングリーチ:275.6cm
スタッツ(2016年11月27日時点):24.5分15.3得点6.3リバウンド1.2アシスト1.2スティール1.0ブロック1.3TO


恵まれたサイズ、柔らかなシュートタッチ、高い機動力を持ちそのポテンシャルはカレッジ屈指。
プレップスクールで5年間プレーしたため、カレッジをパスしそのままNBA入りの可能性も噂されたほど。
ここまでFGは6割越え、3PTは5割と非常に高いシュートスキルを披露。
苦手とされがちなFTも71.4%とまずまず。
恵まれた腕の長さと機動力はディフェンスでも威力を発揮し、スティール、ブロック共に1試合平均1本越え。

昨年20勝14敗に終わったチームはここまで5勝1敗と順調な立ち上がり。
強豪ひしめくACCでは全てのチームに対して油断が出来ず、アイザックの真価もカンファレンスレギュラーシーズンで問われてくるだろう。

マリック・モンク

大学:ケンタッキー大
ポジション:SG/PG
身長(靴込):189.23cm
体重:85.7kg
ウイングスパン:198.12cm
スタンディングリーチ:262.9cm
スタッツ(2016年11月27日時点):27.2分18.7得点2.8リバウンド2.5アシスト0.8スティール0.5ブロック2.0TO


爆発的な跳躍力と当たりだしたら止まらないアウトサイドシュートを武器に得点を重ねるモンク。
タレント揃いのケンタッキー大にあって平均18.7得点はチーム1位。
3PTは1試合平均7.5本の試投数で成功率40%。
対MSU戦では7本の3PTを成功させ、シュート力の高さを見せつけた。

サイズは小さめだがウイングスパンは長く、260センチ越えのスタンディングリーチもNBAのSGとして十分通じる水準。
対テネシー・マーティン大戦では26得点7アシストとパッシングスキルの高さもアピール。

チームも開幕6連勝と絶好調。
ケンタッキー大は目下全米1位にランキングされている。
モンクが今後も高いシュート成功率を維持し、安定したスコアリングを続ければ、フレッシュマン主体のケンタッキー大のFINAL4進出も現実的になるだろう。

ジョッシュ・ジャクソン

大学:カンザス大
ポジション:SF/SG
身長(靴込):203.8cm
体重:92.1kg
ウイングスパン:207.6cm
スタンディングリーチ:268.6cm
スタッツ(2016年11月27日時点):27.2分14.3得点5.8リバウンド3.2アシスト1.3スティール1.2ブロック1.8TO


高校では学年TOP3の評価を受け鳴り物入りで強豪カンザス大に入学。
スター候補でありながらプレーはアンセルフィッシュ。
ディフェンスやパッシングの評価も高い。
スタッツを見れば突出した数字は無いが、全ての項目で優秀な数字を残している。

弱点はシューティングで3PT成功率は25%、FT成功率も51.7%。
FG成功率は54%と高いだけにFT、3PTが安定してくれば、プレー効率はさらに向上する。

来年のドラフトでもTOP3指名の予想を受けるジャクソン。


上記の4名に加え、アリゾナ大のラウル・アルキンス等はフレッシュマンながら貢献度の高いプレーを披露している。
怪我でデビューの遅れているデューク大のジェイソン・テイタムもデビューすれば上記4名の様な活躍が期待できる。
ハイレベルな当たり年class of 2016はPGだけでなく、ウイングにも優秀な選手が揃っており、NBAでの活躍が期待される。


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