ランキング1位デューク大敗れる。カンザスが激戦を制す。

(KUsports.com)

昨季終了時点から常に今季の優勝候補最有力としてランキング1位の座に座ってきたデューク大。
しかし、現状のデューク大は決して盤石ではない。
グレイソン・アレンと並びチームの中心となるはずだった2人のフレッシュマン、ジェイソン・テイタム、ハリー・ジャイルズに加え、インサイドに厚みを加えるマーキス・ボールデンも怪我で公式戦デビューを果たせていない。

飛車角落ちと言っても過言ではないデューク大。
シーズン3戦目で強豪カンザス大と対戦。
昨年からの主力ガードのフランク・メイソン、デボンテ・グレアムに加えスーパーフレッシュマンのジョッシュ・ジャクソンを擁する実力校。



デューク大、フランク・メイソンのジャンパーに沈む。



序盤にリードを奪ったのはデューク大。
どこからでも点が取れるオフェンスで得点を重ねリードを奪う。
カンザスはベンチメンバーの活躍で追い上げ、中盤に追いつくと一進一退の攻防が続く。
前半は34-29でデュークのリードで終わるが、前半終了間際にデュークの大黒柱グレイソン・アレンが負傷退場し、後半に不安を残した。

後半開始早々スパートをかけたのはカンザス大。
ガード陣が得点を重ね残り17:26に37-37と追いつく。
そこからジョッシュ・ジャクソンの7連続得点もあり、カンザスが2桁差をつけてリード。
デュークも追いすがるが、残り8:06にフランク・メイソンがレイアップが決まり62-50とし、勝負ありかと思われた。

しかし、そこで諦めなったデューク大。
残り3:35にアレンが3PTを沈め68-62の6点差に追いつく。
更にフランク・ジャクソンの4点プレー、ルーク・ケンナードの連続得点でジワジワと点差を縮めると、残り0:15にジャクソンが3PTを決め75-75で試合は振り出しに。

ここでカンザス大は最後のオフェンスをエース、フランク・メイソンに託す。
トップから1対1を仕掛けたメイソンはフリースローライン付近からのジャンパーをマット・ジョーンズの上から放つ。
このシュートがキレイに決まり、勝負あり。
残り1.8秒のエンドスローからマット・ジョーンズがパスを受け、ハーフコート付近からシュートを放つが決まらず、試合終了。

負けはしたものの、3人の主力を欠き、前半の負傷によりエースのグレイソン・アレンが精彩を欠いた状態でフルメンバーのカンザスに肉薄したデューク。
フルメンバーが揃ったデュークへの期待がかかると同時に、他のチームがデュークと対抗出来るのか、デュークのポテンシャルの高さが際立った試合とも言える。

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