カレッジリクルートの途中経過:進学先未定の有望選手の動向。


class of 2017の進路が続々と決定する中、まだ進学先が決まっていない有力選手も。
ESPNランキングのTOP10で見れば、

4位モハメド・バンバ
5位トレボン・デュバル
6位ブランドン・マッコイ
7位ケビン・ノックス

の4名が未だ進学先を公表していない。
今年のフレッシュマン同様、来年のフレッシュマン達も非常に高いレベルの選手が揃う。
この4名の進学先次第でカレッジの勢力図が決まるといっても過言ではないだろう。



モハメド・バンバ


ポジション:C
身長(靴込):212.1cm
体重:93.9kg
ウイングスパン:236.2cm
スタンディングリーチ:289.6cm



スキルは粗削りだが、驚異的なウイングスパンとスタンディングリーチを持ち、ディフェンスのポテンシャルは計り知れない逸材。
今夏のEYBLでは、学年NO1プレーヤーのディアンドレ・エイトンとの直接対決でエイトンを7得点9リバウンドに抑え込み、自身は13得点12リバウンドのダブルダブルのパフォーマンスを披露した。

バンバは他の選手と異なり最終候補を公にしておらず、可能性が高いとされるのは、

デューク大
ケンタッキー大
ミシガン大
シラキュース大
テキサス大
コネチカット大
ハーバード大

など。
デューク大、ケンタッキー大は既にインサイドで核となるフレッシュマンを獲得しているが、インサイドのディフェンスを飛躍的に向上させるバンバは喉から手が出るほど欲しい人材。


トレボン・デュバル

ポジション:PG
身長(靴込):188cm
体重:85.3kg
ウイングスパン:203.2cm


カイリー・アーヴィングの様なハンドリングスキルに加え高い身体能力を持つ学年NO1のポイントガード。
ウイングスパンにも恵まれ、ポイントガードながら時折豪快なブロックも披露する。
夏には既に最終進学先候補を発表していたが、先日再度1から進路選択を開始すると発表。
その後再度最終候補を発表。

アリゾナ大
ベイラー大
カンザス大
デューク大
シートンホール大

の5校が最終候補に選別された。
PGに恵まれたclass of 2016と比べると優秀なPGの数の少ない学年であり、デュバルはどの大学も欲しがる逸材。
アリゾナ大に進学すれば、既にアリゾナ大に進学を発表したディアンドレ・エイトンと全米NO1のデュオを組むこととなり、カレッジに大きなインパクトを残すこととなるだろう。

上記5校の中でもデューク大、カンザス大が有力候補と見られている。
デューク大は今季純粋なPG不在であり、カンザスも今季の主力PGが揃ってシーズン終了後にNBAにアーリーエントリーする可能性もある。
両校にとってデュバルの獲得は補強の重要なポイントとなる。


ブランドン・マッコイ

ポジション:C
身長(靴込):210.8cm
体重:110.8kg
ウイングスパン:213.4cm
スタンディングリーチ:278.1cm


機動力とシューティングタッチに優れる好センター。
ウイングスパンは平凡だが、リーチの高さはNBAクラス。
攻守共にまだまだ伸びしろも大きい。
有力進学候補は

アリゾナ大
オレゴン大
ミシガン州立大
UNLV
サンディエゴ州立大

の5校。

中でもオレゴン大、ミシガン州立大が有力とされている。
両校共にフレッシュマンでアーリーエントリーする選手が少なく、育成に定評があり、どちらに進学しても成長につながる良い選択になりそうだ。


ケビン・ノックス

ポジション:SF
身長(靴込):205.1cm
体重:93kg
ウイングスパン:209.6cm



サイズ、身体能力に優れるコンボフォワード。
ディフェンスも良く、カレッジレベルでは全てのポジションを守ることが出来る。
アウトサイドの成功率はまだまだだが、全ての項目で高いレベルにある優等生プレーヤー。
最終進学候補は

ノースカロライナ大
デューク大
フロリダ州立大
ケンタッキー大
カンザス大

の5校。
中でもデューク大に進学する可能性が非常に高いと見られている。
デューク大は既にインサイド、ガードに学年トップレベルの選手を獲得しており、ノックスが加わればウイングにも厚みが増し隙が無い。
ここ数年デューク大はブランドン・イングラム、ジェイソン・テイタムと続けて優れたSFを獲得しており、ノックスもその流れに乗るのだろうか。


個人的には

バンバ⇒ケンタッキー大
デュバル⇒デューク大
マッコイ⇒ミシガン州立大
ノックス⇒デューク大

と予想。
デュークは最大でバンバ、デュバル、ノックスの3名を揃って獲得する可能性もあり、そうなると来季のスターティングは全てフレッシュマンになる可能性すらある。
有望選手が1校に固まるのは個人的には好きではなく、出来ればバンバやデュバルにはデュークやケンタッキー以外に進んで欲しいが、この2校のNBA選手輩出実績を見ると、高校生が集まるのも仕方がないので、何とも言えない所。

ケンタッキー大は今季もフレッシュマン主体で勝ち続けており、来季もフレッシュマンのリクルートが多くの強豪校のシーズン成績を左右することとなるだろう。


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