マイケル・ポーターJr対マービン・バグリーの高校トップフォワード対決は先輩のポーターJrに軍配。



西海岸の強豪高校が集まり、オレゴン州で開催されるトーナメントLes Schwab Invitational(LSI)。
LSIの決勝に残ったのはワシントン州のNathan Haleとカリフォルニア州のSierra Canyon。

Nathan Haleにはclass of 2017のマイケル・ポーターJr、Sierra Canyonにはclass of 2018のマービン・バグリーという学年トップのフォワードがおり、高校トッププレイヤー同士の直接対決が実現した。

Nathan Haleにはポーターの実弟でワシントン大にコミットしているclass of 2018のパワーフォワードのジョンティ・ポーターやclass of 2019の五つ星P.J・フラーがおり、実力も全米屈指。
今季からは元NBAオールスターのブランドン・ロイがチームの指揮を取っている。

対するSierra CanyonにもUCLAコミットのコディ・ライリー等がおり、先日高校トップチームのOak Hillに勝利を上げた。
全国大会の無いアメリカでは評価を上げるためには強豪校への勝利が唯一の手段。
この試合に勝利すれば全米最強校の座に更に一歩近づく。

試合は第3ピリオドにリードを奪ったSierra Canyonが終盤も優位に試合を運んだが、ポーターが最終ピリオドに爆発。
第4ピリオドだけで16得点の活躍で67-65でNathan Haleが逆転勝利を収めた。
試合には敗れたものの、バグリーは大会MVPを獲得した。



マイケル・ポーターJr

学年:class of 2017
進学先:ワシントン大
ポジション:SF
身長(靴込):208.3cm
体重:96.2kg
ウイングスパン:214.6cm
スタンディングリーチ:274.3cm

マービン・バグリー

学年:class of 2018
ポジション:PF
身長(靴込):209.6cm
体重:100.2kg
ウイングスパン:214.6cm

バグリーは大会MVPを獲得も軍配はNathan Haleに。


マービン・バグリーは大会4試合で平均23得点10リバウンドを記録。
平均32.0得点16.8リバウンドと得点とリバウンドの2冠に加え4.8アシストとモンスター級のスタッツを残したマイケル・ポーターJrを差し置いて、バグリーが大会MVPに選出された。

バグリーの身体能力は他のポーターを含む他の高校トップ選手達と比較しても頭1つ抜けていた。
パワーフォワードを務める強靭な肉体に加え、ガードの様なスムーズな動き、そして爆発的な跳躍力を持つプレーヤーはバグリーの他に見つけることは出来ない。

この試合ではポーターは主にコディ・ライリーとマッチアップし、バグリーはジョンティ・ポーターとマッチアップ。
スタッツを見ればポーターが26得点15リバウンド、バグリーが22得点10リバウンドとポーターに分があるが、バグリーがポーターからリバウンドを奪いダンクを叩き込むシーンもあり、プレーのインパクトではバグリーが勝った印象。
一方でポーターは積極的にリバウンドに跳び、速攻にも絡み、ひたむきな全力プレーに今後の更なる飛躍を感じさせた。

先日の対Oak Hill戦での勝利で高校バスケトップ校と目されていたSierra Canyon。
そのSierra Canyonに勝利したことでNathan Haleの評価は急上昇。
昨季シーズン3勝しか挙げられなかったチームは一躍全米トップ校の仲間入り。
Nathan Haleは1月にOak Hillとの対戦も予定されており、その試合に勝利すれば更に評価が上がるだろう。


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