マリック・モンクの47得点でケンタッキー大がノースカロライナ大を下す。

(usatoday.com)

多くのフレッシュマンを主力として起用するケンタッキー大。
フロアリーダーを務めるディアーロン・フォックス、平均得点チーム1位のスコアラーマリック・モンク、ゴール下で脅威的なパワーを発揮するバム・アデバヨとフレッシュマン主体のチームながら、ここまで9勝1敗と好調な立ち上がり。

対するノースカロライナ大は、昨季のNCAAトーナメントでも活躍したガードのジョエル・ベリー、ウイングのジャスティン・ジャクソン、技巧派ビッグマンのケネディー・ミークスと実力派の上級生が揃う。
こちらもここまで10勝1敗と開幕から好調なスタートを切っている。

試合は一進一退の攻防が続き、最後まで勝敗の行方が分からない好ゲームとなったが、ケンタッキー大のフレッシュマンを記録を更新する47得点を記録したマリック・モンクの逆転3PTもあり、ケンタッキー大が103-100でノースカロライナ大を退けた。


ケンタッキー大のフレッシュマン、マリック・モンク3PT8本を含む47得点


ディアーロン・フォックスやバム・アデバヨ等得点能力に優れたフレッシュマンが並ぶラインナップの中でも、リーディングスコアラーとなっているマリック・モンク。
この試合でもFG18/28、3PT8/12で47得点と大爆発。
47得点はケンタッキー大のフレッシュマン記録を更新するパフォーマンス。
クラッチタイムにケンタッキー大の勝利を決定づけた3PTを含む8連続得点でチームを逆転勝利に導いた。

これで平均得点は21.9得点と昨年ケンタッキー大から1巡目7位でデンバーナゲッツに指名されたジャマール・マレーの平均20.0得点を上回っている。
マレーとタイラー・ユリス以外頼れる選手の不在だった昨季のチーム事情を加味すると、タレント層の厚い今季のチームでこれだけの数字を上げるのは決して楽なことではない。

同じく昨季ケンタッキー大の一員で、サクラメントキングスに1巡目28位で指名されたスカル・ラビシエールは、シーズン前にモンクについて
「チームのベストプレイヤーになる。」
とコメントしていたが、ラビシエールの先見の明は間違っていなかった様だ。

ジャスティン・ジャクソンがキャリアハイの34得点を上げるも勝利には届かず


素晴らしい能力を持ち、エースとしての活躍が期待されながらもイマイチブレイク仕切れず3年目のシーズンを迎えたジャスティン・ジャクソン。
今季はここまで平均得点でチーム1位、4試合で20得点以上と過去2年を上回る活躍を見せている。

この試合でも3PT4本を含むキャリアハイの34得点。
15本のFTを獲得し、アグレッシブにプレーした。
ジャクソンと同じくジュニアのジョエル・ベリー、シニアのアイザイア・ヒックスとケネディー・ミークスといった上級生がチームの中心を務めるノースカロライナ大。
昨季はNCAAトーナメント準優勝と経験値も豊富。

ノースカロライナ大は年明けから全米でどのカンファレンスよりも強豪校が名を連ねるACCのカンファレンスゲームに入る。
デューク大、ノートルダム大、シラキュース大、FSU、ノースカロライナ大等、どこも侮れないチームばかり。
この厳しいカンファレンスゲームの中で一皮剝けることが出来れば、NCAAトーナメントでのリベンジも不可能ではない。


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