カレッジ最優秀ポイントガードに贈られるボブ・クージー賞の最終候補にフレッシュマンから4人が選出。



1950年代から1960年代にかけて活躍し、ボストンセルティックスを5年連続を含む6度のNBA制覇に導いた往年の名ポイントガードボブ・クージー。
そのボブ・クージーの名を冠し、カレッジ最優秀のポイントガードに贈られるボブ・クージー賞。
2004年から始まったこの賞だが、過去の受賞者の多くはNBA入り。
昨年はケンタッキー大のタイラー・ユリスが受賞し、アーリーエントリーでNBAに旅立った。

今シーズンの最終候補10名が発表され、その中にはフレッシュマンが4名選出。
過去にこの賞をフレッシュマンが獲得した例は無く、フレッシュマンが受賞すれば史上初の快挙となる。



ボブ・クージー賞最終候補10名

ボブ・クージー賞の最終候補は下記の10名。


氏名 大学 学年
ナイジェル・ウィリアム-ゴス ゴンザガ大 ジュニア
モンテ・モリス アイオワ州立大 シニア
フランク・メイソン カンザス大 シニア
ディアーロン・フォックス ケンタッキー大 フレッシュマン
メロ・トリンブル メリーランド大 ジュニア
ジョエル・ベリーⅡ ノースカロライナ大 ジュニア
デニス・スミスJr ノースカロライナ州立大 フレッシュマン
ロンゾ・ボール UCLA フレッシュマン
ジェイレン・ブランソン ヴィラノバ大 ソフォモア
マーケル・フルツ ワシントン大 フレッシュマン



フレッシュマンとしてはディアーロン・フォックス(ケンタッキー大)、デニス・スミスJr(ノースカロライナ州立大)、ロンゾ・ボール(UCLA)、マーケル・フルツ(ワシントン大)の4名が選出。
学年別に見るとシニアが3名、ジュニアが3名、ソフォモアが1名なのでフレッシュマンの4名が最多。
ポイントガードの当たり年と呼ばれる今年のフレッシュマンだが、賞レースにも大きく影響を与えそうだ。

フォックスとボールは好調なチームをリーダーとして牽引する活躍を見せており、シーズン最後までこの調子を維持すれば、史上初のフレッシュマンによるボブ・クージー賞の受賞も決してあり得ない話ではない。
スミス、フルツの2名は個人成績は申し分無いが、チームの成績が上述の2人からは明らかに見劣りがしてしまう。

また、シーズン開幕から22連勝を続け、日本人選手八村塁も所属するゴンザガ大からもジュニアのナイジェル・ウィリアム-ゴスが選出された。

他の選手達も実力派が揃っており、チーム成績も上々。
どの選手が受賞しても決しておかしくない状況。
シーズン後半戦の活躍に注目が集まる。


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