ジョージワシントン大がデビッドソン大を相手に今季カンファレンスゲーム初勝利。渡邊雄太はディフェンスで貢献。

(GWsporys.com)
渡邊雄太の所属するジョージワシントン大(GW)。
昨夏に主力の多くが卒業したこともあり、今季は若く経験不足な布陣で過去2シーズンと比較しても苦しいシーズンが続いている。

GWは1月4日にホームでデビッドソン大と対戦。
デビッドソン大はNBAのスーパースター、ステファン・カリーの母校でもある。
この試合で渡邊は相手のエースガードのジャック・ギブスとマッチアップ。
平均20得点以上を挙げる得点力を持ち、身長では20センチ以上渡邊よりも小さいという難しい相手であったが、平均を下回る16得点に抑え込み、GWのカンファレンスゲーム初勝利に貢献した。

GWは次戦でリッチモンド大と対戦する。


渡邊雄太が攻守でチームの勝利に貢献。



この日の渡邊はエースのタイラー・キャバナーの20得点に次ぐ14得点に加え4アシスト2スティール1ブロックの活躍。
オフェンスでは速攻の場面でアリウープダンクを叩き込むなど、インパクトに強い活躍を披露した。

しかし、この試合で渡邊が評価を受けたのは相手エースのジャック・ギブスに対するディフェンス。
平均得点22.3得点(2017年1月6日時点)のギブスを16得点に抑え込んだ。
この16得点の内7点は試合終盤に渡邊が4つ目のファールを吹かれてからの得点。
ファールが吹かれた試合残り2分弱まではギブスを僅か9得点に抑え込んでいた。
今季ギブスが30分以上出場して20得点以下だった試合はこの試合を含め2試合のみ。
もう1試合は12得点に抑え込まれた強豪カンザス大戦。
渡邊のディフェンスがNCAAレベルでも高い水準にあることは間違いないだろう。

GWでの3シーズンをプレーする渡邊だが、今季からはスコアラーとしての役割も昨季以上に強くなった。
その中で自身キャリア最高のFG46.5%、3PT38.7%(2017年1月6日時点)を記録している。
シューターとして外角シュートを得意としている渡邊にとって3PTの安定は非常に良い傾向。
平均得点も12.6得点と自身初の平均2桁得点を残しているが、渡邊の能力とNBA入りを考えると、まだまだ高い数字を期待したい。

昨季FG5割を超えたキャバナーも今季はFG38.1%と低調。
渡邊にはキャバナーの不調をカバーする活躍が求められる。


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