ザイオン・ウィリアムソン対カシアス・スタンレー。アメリカ高校バスケ界現役最高ダンカーはどっちだ。


バスケットボールの華ダンクシュート。
リングの高さはバスケットボールが初めてプレーされた際に、誰も届かない高さに設定され、その高さ305cmが現在も公式のリングの高さとして規定されている。

1891年にマサチューセッツ州スプリングフィールドで史上初のバスケットボールの試合が行われてから、既に120年以上が経過。
その中でアスリート達の身体能力は目覚ましく成長し、当時は絶対に届かないとされたリングには当然の様にダンクシュートが叩き込まれる様になった。

ダンクシュートがバスケットボールの花形となって以降、誰が最も優れたダンカーかという話題は、終わりの無いトピックとして、常に多くのバスケットボールファンによって語られてきた。
高校バスケットボール界にも多くの素晴らしいダンカーが存在し、全国規模のダンクコンテストの無い中、誰が最高のダンカーかと決めるのは決して簡単ではない。
動画サイトにハイライトが上がるのは一部のトップ選手のみで、まだ全国的には知られていないダンカーも全米各地に埋もれているだろう。

トップ選手に限ってベストダンカーは誰か、ということになれば、その候補はclass of 2018のザイオン・ウィリアムソン、class of 2019のカシアス・スタンレーのどちらかに絞られるだろう。
どちらも甲乙つけ難い素晴らしいダンカーで、今後も多くの脅威的なダンクを披露してくれるだろう。


ザイオン・ウィリアムソン

学年:class of 2018
ポジション:PF
身長(靴込):200.7cm
体重:104.3kg
ウイングスパン:208.3cm


高校バスケ界にも数多くのダンカーがいるが、今季に限って言えばベストダンカー最有力は間違いなくこのザイオン・ウィリアムソンだろう。
高校生選手としては日本でも高い知名度を誇り、アメリカ国内でもその人気は高い。
ラッパーのドレイクが自身のインスタグラムにウィリアムソンのユニフォームを着用した画像を投稿したことからも、彼の人気の高さが覗える。

16歳とは思えない体格とその体格に似つかわしくない爆発的な跳躍力から繰り出されるダンクのパワーは既に高校バスケ界トップレベル。
試合中に派手なダンクを叩き込む事の出来るゲームタイムダンカーであると同時に、昨夏アンダーアーマー主催のオールスター戦Elite24のダンクコンテストも制し、ゲームタイムダンカーとしてもコンテストダンカーとしてもその実力は折り紙付き。

ダンカーとしてだけでなく、プレイヤーとしても超一流の実力を持っており、既にデューク大やケンタッキー大などのカレッジ随一の強豪校からリクルートを受けている。

カシアス・スタンレー

学年:class of 2019
ポジション:SG
身長(裸足):193cm
体重:83.9kg
ウイングスパン:198.1cm


アメリカ広しと言えど、ダンクに関して言えばウィリアムソンに対抗できるのはこのスタンレー位なものだろう。
フレッシュマンだった昨季からダンカーとして名を馳せ、ビンス・カーター以来最高のアスリートとも呼ばれた。
ウィリアムソンがパワーダンカーならスタンレーは技巧派。
NBAで2年連続ダンクコンテストを制したザック・ラヴィーン張りのダンクを繰り出す。
スタンレーもまたゲームタイムでもコンテストでも力を発揮できる万能ダンカー。

スタンレーの父はバロン・デイビスの代理人を務めたエージェントで、母はUCLAの陸上部で活躍したアスリート。
家族揃ってスポーツに関わるスポーツ一家のサラブレットでもあり、彼の身体能力の高さは母親から受け継がれたモノだろう。

昨年から高校バスケ界トップクラスのダンカーとして注目を集めており、今後も数多くの彼のハイライト動画がインターネット上にアップされるだろう。



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