UCLAのロンゾ・ボールがUSA Today紙選出の最優秀新人賞を獲得。


史上最高の学年とも呼ばれ、優れた選手の揃ったClass of 2016。
その中でも最高の選手に贈られるUSA Today紙選出のNational Freshman of the Yearを受賞したのは、UCLAのフレッシュマンPGのロンゾ・ボールでした。
ボールは平均14.9得点6.2リバウンド7.8アシストを記録。
彼の記録したシーズン合計241アシストはオレゴン州立大出身の元NBAスーパスター、ゲイリー・ペイトンの229アシストを抜いてPAC-12のフレッシュマン記録となりました。

ロンゾは最優秀新人賞と並んでUSA Today選出のAll-American 1st Teamにも選出。
フレッシュマンの枠を超えて、カレッジ屈指のプレイヤーであることを名実共に証明してみせました。



ロンゾ・ボール


ポジション:PG
身長(裸足):191.8cm
体重:88.4kg
ウイングスパン:200.7cm
スタンディングリーチ:255.3cm



父親がロンゾについて「ステファン・カリーを超える」と発言し、物議を醸すなどプレー面だけでなく、今季最も話題となった選手であることは間違いないでしょう。
PAC-12の選手でシーズン平均14得点6リバウンド7アシスト以上を記録したのは、1993-1994年シーズンに当時カリフォルニア大のソフォモアだったジェイソン・キッド以来。

カレッジ時点でのスタッツだけ見れば、ボールのスタッツはNBAのレジェンドPG達と既に肩を並べていると言っても過言ではありませんが、近年のバスケットは試合のテンポが上がり、スタッツも以前より高い数字が出る傾向にあることも念頭に置いておく必要があるでしょう。

ボールの活躍もあり、昨季NCAAトーナメント出場を逃したUCLAは今季破竹の勢いで勝ち星を重ね、シーズン28勝3敗でAPランキング3位にランクイン。
NCAAトーナメント出場は既に確定的で好成績が期待されます。

昨季同じくUSA Today紙の最優秀新人賞を獲得したLSUのベン・シモンズはシーズン終了後にNBAドラフトにアーリーエントリーし、1位指名を受けNBA入りを果たしました。
ボールはオールラウンダーというよりも癖の強いプレイヤーで、全てのチームにフィットするタイプではなく、1位指名を受ける確率は低いと予想されますが、NCAAトーナメントで好成績を残すことが出来れば、TOP5指名でのNBA入りは固いでしょう。

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