第20回目を迎えたNike Hoop Summitはアメリカ代表が勝利。


アメリカの高校トッププレイヤーと世界のU-19世代のトッププレイヤーがUSAとWorldの2チームに分かれて戦うオールスター戦、Nike Hoop Summit(フープサミット)。
今年で第20回目を迎えるこのイベントの過去の成績は12勝7敗でUSAがリード。

USAから多くのNBA選手が選手を輩出していることは言うまでもありませんが、過去にはダーク・ノヴィツキー、トニー・パーカー等もWorldのメンバーとしてこの大会で活躍し、NBAに羽ばたいて行きました・
日本からも田臥勇太と松井啓十郎の2人がWorldの一員としてプレーした経験を持ちます。

昨年は101-67でUSAの圧勝に終わりましたが、今年はWorldが健闘を見せ、終始接戦となりましたが試合終盤でUSAが突き放し、98-87でUSAが勝利しました。


ジャレッド・ヴァンダービルトがダブルダブルでUSAを牽引



USAではジャレッド・ヴァンダービルト(19得点10リバウンド)、マイケル・ポーターJr(19得点4リバウンド)、ジャレン・ジャクソンJr(13得点10リバウンド)、コリン・セクストン(7得点8アシスト)等が活躍し、勝利に貢献。

WorldではKostja Mushidi(14得点3スティール3PT4本)、リンデル・ウィギントン(11得点7アシスト)等が活躍し、USAに対抗しましたが後一歩及びませんでした。

カナダ出身選手の台頭

今回のフープサミットではR.J・バレット、リンデル・ウィギントン等5名のカナダ出身選手がWorldでプレー。
5名全員がアメリカの高校でプレーをしており、今年卒業のClass of 2017に属する4名の内3名はNCAAディビジョン1の強豪校にコミット済み。

弱冠16歳で選出されたR.J・バレットはClass of 2019で学年1位にランクされる選手で、強豪Montverde Academyで下級生ながらエースを務め、先日のDick's Nationalsでもチームを決勝まで導きました。

シャイ・アレキサンダー(ケンタッキー大コミット)、ニッケル・ウォーカー(ヴァージニア工科大コミット)、リンデル・ウィギントン(アイオワ州立大コミット)等3人が2桁得点を記録し、カナダ出身選手の活躍の目立つ大会となりました。

来季のカレッジバスケはSECが熱い

今回の出場選手の中から6名がSEC(Southeastern Conference)に進学。
ケンタッキー大4名、アラバマ大1名、ミズーリ大1名と人数ではケンタッキー大が最多ですが、アラバマ大のコリン・セクストン、ミズーリ大のマイケル・ポーターJrは1人でも大きなインパクトを残すこと間違いなしのスター選手。

アラバマ大にはセクストンの他にも5つ星ウイングのジョン・ペティーが、ミズーリ大にはポーターの弟のジョンティ・ポーターが進学予定。
今季はSECで上位進出がならなかった両校ですが、有望な新入生の加入する来季の躍進には期待がかかります。

先ごろのNCAAトーナメントでもサウスカロライナ大がFINAL4進出、フロリダ大もELITE8進出を果たしており、SECは来季のカレッジバスケで注目必須なカンファレンスであることは間違いなさそうです。

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