Class of 2017の5つ星ウイング、ケビン・ノックスがケンタッキー大への進学を発表。

Class of 2017の5つ星ウイング、ケビン・ノックス。
ジェイソン・テイタム、ジョッシュ・ジャクソンを始め大学バスケで活躍が顕著なサイズ、身体能力を兼ね合わせ、スモールラインナップのPFもこなせる万能型。
マクドナルドオールアメリカン、ジョーダンブランドクラシック、世代別アメリカ代表にも選出されている学年屈指の選手です。

ノックスはここまで進学先を発表せずに来ており、ノックスの進学先には多くの注目が集まっていました。
3月末頃からはマイケル・ポーターJrの熱心な勧誘もあり、急きょミズーリ大まで進学先候補に浮上。
メディアではデューク大が最有力で次いでノースカロライナと予想されていましたが、今回ノックスが発表した進学先はまさかのケンタッキー大(UK)。

これでUKはclass of 2017で5人目の5つ星を獲得となりました。
class of 2017に属しており、進学を早め既にUK入りしているハミドゥ・ディアロを含めれば、UKはこの学年から6人の5つ星を獲得したこととなります。


ケビン・ノックス

ポジション:SF
身長(靴込):205.7cm
体重:93,4kg
ウイングスパン:212.1cm


高校入学当初はバスケットボールよりもアメリカンフットボールの選手として高い評価を得ていたノックス。
ちなみにノックスの父親はフロリダ州立大でワイドレシーバーとして活躍し1993年に全米制覇を経験し、NFLでもプレーした程の選手。
高校で15センチ以上身長を伸ばし、今ではESPNランキング9位にランクされる選手に成長しました。

彼がバスケットボールに集中する転機となったのが、2015年夏のU16アメリカ選手権。
そこでアメリカ代表に選出されアメリカ大陸選手権優勝に貢献。
そこからアメリカンフットボールを止め、バスケットボールに専念。
翌年2016年にはU17世界選手権の優勝を経験しています。

まだ18歳になっておらず、この学年の中では比較的若いノックス。
身長もまだまだ伸びる可能性もあり、大学でも成長が期待されます。
高い身体能力と恵まれた身体を持ち、複数ポジションでプレーの出来る選手です。
伸びしろは大きく、経験を積めば積むほど伸びるタイプの選手だと思うので、練習時から常に同世代のトップ選手達と切磋琢磨することのできるUKは良い選択だったのではないでしょうか。(UKにばかり選手が固まるのはどうかと思いますが・・・)

UKには既にジャレッド・ヴァンダービルト、P.J・ワシントンという2人の優秀なPFがノックスの同級生として進学することが決定しており、ノックスはウイングでのプレーに専念が可能。
ハンドリングが良くドライブの威力は抜群なものの、アウトサイドシュートに難ありのノックスにとっては良い環境かなと。

マイケル・ポーターJrファンの私にとってはミズーリ大に進学して、ポーターと共に活躍してほしかったですし、UKにばかり良い選手が集まることも面白くはないのですが、上位指名でNBA入りするというノックスの目標を達成するにはUKは最適な選択に思えます。
一方で来季のUKはディアロをフレッシュマンとカウントすると現状で8名のフレッシュマンが加入予定。
過去にもタイムシェアで成功したシーズンがあるUKですが、今回は活躍の計算できないフレッシュマンがメイン。
人材過剰気味なチームをどう率いるのか、名将ジョン・カリパリの手腕が発揮されるシーズンともなりそうです。

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