NBAドラフト2017:None and doneのハミドゥ・ディアロがドラフトから撤退。


ケンタッキー大(UK)からアーリーエントリーを表明していたハミドゥ・ディアロ。
2017年1月にUKに入学し、練習には同行していたものの公式戦には出場していなかった彼のエントリーはNone and doneとも呼ばれました。

ドラフトコンバインでは身体測定、体力測定共に非常に優秀な成績を収め、注目を集めました。
このままドラフトに残っても1巡目下位から2巡目上位辺りでの指名が予想されていたディアロですが、ドラフトからの撤退を表明。
来季もUKでプレーすることとなりました。

今回のアーリーエントリーで身体的には非常に魅力的な選手であることを証明したディアロ。
今季大学で活躍することが出来れば、来年の上位指名も現実となるでしょう。



コンバインの結果はスーパースタークラス級

ディアロの身体測定の結果をディアロと身長が近いNBAのスーパースター、ドウェイン・ウェイドとジェームズ・ハーデンのコンバインの結果と比較してみます。
ウェイド、ハーデン共に非常に優れたウイングスパンとスタンディングリーチを有していますが、ディアロも2人に劣らない優秀な結果を残しました。







跳躍力に関して言えばディアロはウェイドとハーデンを大きく上回ります。
アジリティではウェイドには及びませんが、優れた結果を残したことには間違いありません。
ディアロのウイングスパンとアジリティの組み合わせはウイングのディフェンダーとしての高いポテンシャルを証明しています。







ハイライト



コンバインで示した身体能力の高さは試合中も際立っています。
ハンドリングやシューティングにはまだまだ向上の余地が見て取れますが、素材としてはドラフト上位クラス。

今季のUKは五つ星のフレッシュマンがディアロを含め6人と異常なまでの選手層を誇ります。
その中で2桁得点と安定した外角シュート、FT成功率を記録出来れば来年のドラフトではTOP5もあるのではと思っています。
逆に今年このままドラフトに残ってくれれば、1巡目下位指名を持っていたチームにとっては美味しいピックになった可能性も。

今年のドラフトからは撤退しましたが、コンバインでは大きなインパクトを残し、今季のカレッジでの彼のプレーには大きな注目が集まることでしょう


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