U16アメリカ大陸選手権はUSAがサクッと優勝。
GOLD 🏅 GOLD 🏅 GOLD 🏅— USA Basketball (@usabasketball) 2017年6月19日
FINAL: 🇺🇸 #USABMU16 111, 🇨🇦 Canada 60.
USA completes the run for a fifth-consecutive #FIBAU16Americas title! pic.twitter.com/sG5fjjEoau
NBAのドラフトやらなんやらで全く触れていませんでしたが、6月16日から6月19日にかけてアルゼンチンのフォルモサで開催されました。
2009年にこの大会が始まってから大会4連覇中のUSA。
決勝では近年ユース世代で多くの有望選手を輩出するカナダ代表と対戦。
第2Qで突き放し、カナダ代表を圧倒。
111-60と50点差をつけてサクッと優勝を決めました。
決勝では大敗を喫したカナダですが、これで2大会連続での決勝進出。
これまでアメリカ大陸でUSAに次ぐ地位を誇ってきたアルゼンチン立ち位置は、ユース世代に限れば完全に入れ替わっています。
今大会のMVPには、決勝でも19得点を記録したUSAのヴァーノン・カーリーJrが選出されました。
チームUSAの有望選手
今回のチームUSAはclass of 2020の選手が主体。
まだまだU16と幼い選手達ですが、きっとこの中から将来のNBAのスターが誕生するでしょう。
名前が売れる前に有望選手をチェックしておきましよう。
ヴァーノン・カーリーJr
学年:Class of 2019
ポジション:PF
身長(裸足):207cm
体重:117.5kg
ウイングスパン:212.1cm
今大会チーム首位の平均14得点に加えて6.2リバウンドを記録し、大会MVPにも選出されたカーリー。
2月末に16歳になったばかりでclass of 2019(秋から高2)の選手としては、比較的年齢の若い選手。
ちなみにお父様は元NFL選手とのこと。
サイズやウイングスパンはまずまずといったところですが、年齢の割に比較的身体は出来上がっており、その上でプレーは柔らかいというのが彼の売り。
高校の同級生には学年トップクラスのCバルサ・コプリビチャがいるので、インサイドだけにこだわる必要は無く、アウトサイドのスキルも磨きやすい環境です。
今大会ではFT成功率73.8%と高校生のインサイドプレーヤーとしては、シュート精度は上々。
機動力も高く、現代バスケにフィットしそうです。
身体能力で圧倒するタイプのプレーヤーではなさそうなので、今後の技術面での成長に期待です。
アイザイア・トッド
学年:Class of 2020
ポジション:PF
身長(裸足):203.2cm
体重:82.1kg
ウイングスパン:213.4cm
ポテンシャルという意味ではチームUSAでもピカイチの選手。
彼も流行りのオールラウンダー系のPFです。
身体は針金の様に細く、フィジカルの弱さは否めませんが、ディフェンスではすでに存在感を発揮。
今大会でもチーム首位の平均1.6ブロックを記録しています。
シュートタッチには非凡なモノを感じさせますが、今大会ではFG成功率39.1%、FT成功率45%と低迷。
まだまだ精度の向上が必要です。
オールラウンダーとして大成するか器用貧乏に終わるかで評価が大きく別れるところですが、彼ほどのセンスの持ち主ならばきっと大成してくれるでしょう。
将来のドラフトロッタリー候補の素材です。
番外編
カシアス・マクナリー
学年:class of 2020
ポジション:SG
身長:185cm
体重:72kg
カナダ代表のエース、カシアス・マクナリー。
今大会ではチーム首位の平均14.4得点を記録。
当たりだしたら止まらないシューターで、決勝のUSA戦でも5本の3PTを沈めました。
現在はカナダのチームでプレーしていますが、アメリカの高校に転校してくれば、注目は更に高まるでしょう。
近年カナダ出身の選手はアメリカの高校でプレーする選手も多く、そこからD1の強豪校へと進学。
カナダとしても段々と力を付けてきています。
1つ学年が上のカナダ出身選手、R.J・バレットはアメリカの高校でプレーし、学年NO1プレーヤーと評価されており、マクナリーにもアメリカでのプレーの期待が高まります。
非常に高い将来性が感じられる選手です。
U16の大会ということもあり、多くの選手が身体的にまだまだ未熟。
その分今後の伸びしろも大きく、ここで目を付けた選手が今度どう成長していくかとても楽しみです。
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