転校が盛んなアメリカ高校バスケ界。有力高校の転校生獲得状況。


有力高校生の転校が盛んなアメリカ高校バスケ。
学年トップクラスのプレーヤーであっても、全米屈指の強豪校でプレーするプレーヤーであっても、より良い環境を求めて転校を重ねることはザラにあります。

高校NO1プレーヤーのマービン・バグリーも2014-2015シーズンまでアリゾナのHillcrest Prepでプレーし、2015年秋にカリフォルニアのSierra Canyon Schoolに転校しています。

今夏も成長を追い求め、多くの有望高校生が転校を表明しています。


カイリー・ウォーカー
学年:class of 2020
進学先:アリゾナ州立大
身長:193cm
体重:95.3kg


昨季の高校バスケ界で最も活躍したフレッシュマンの1人、カイリー・ウォーカー。
昨季はカリフォルニア州のMoreau Catholic High Schoolでプレーしていましたが、今夏アリゾナ州のHillcrest Prepへの転校を表明。
Hillcrest Prepはアリゾナの強豪クラブチームで、昨季は高校NO1センターのディアンドレ・エイトンもプレーしていました。
ウォーカーはclass of 2019に学年変更をする可能性もある様です。

ウォーカーは身体能力頼みではなく、ハンドリングやパッシングにも優れる選手。
祖父、父共に2メートル越えの長身とのことなので、更に身長が伸びる可能性もある将来性の高いプレーヤー。

今季のHillcrest Prepではオーストラリア出身のアスレティックなSGジョッシュ・グリーンや、メッタ・ワールドピースの息子で正統派PGのジェロン・アーティストなど、ウォーカーの他にも有望高校生がプレーする見通しです。

ミッチェル兄弟の獲得でMontverdeはDick's Nationals制覇に死角無し。

マカイ・ミッチェル

学年:class of 2019
進学先:メリーランド大
ポジション:PF
身長:206cm
体重:117kg


マクヘル・ミッチェル

学年:class of 2019
進学先:メリーランド大
ポジション:C
身長:206cm
体重:121kg


兄弟共にメリーランド大にコミットしている双子のミッチェル兄弟。
今季から兄弟そろってフロリダの強豪校、Montverde Academyへ転校する模様です。
双子の兄弟ですが、現時点ではマカイの方が高評価を受けており、ESPNランキングで学年全体21位の五つ星選手です。

MontverdeにはU19世界選手権MVPのR.J・バレットとアンドリュー・ネンバードのカナダ出身バックコートがおり、バックコートの実力は高校バスケ界NO1。
インサイドのタレント不足感が否めませんでしたが、ミッチェルツインズの加入でインサイドのタレントも高校屈指に。

2015年以来のDick's Nationals優勝に向けて万全のラインナップが整いました。

巨人チョル・マリアルはIMGアカデミーへ。

学年:class of 2019
ポジション:C
身長(裸足):210.8cm
体重:93.4kg
ウイングスパン:236.2cm


昨季までコネチカット州のCheshire Academyでプレーしていたスーダン出身のチョル・マリアル。
技術はまだまだ未熟ですが、驚異的なウイングスパンと高い身体能力を持ち、ESPNランキングで学年全体3位にランクされています。

今年からジュニアになる選手ですが、年齢は既に18歳で今季中には19歳になり、学年の中では年齢が高め。
身体がまだまだ出来上がっておらず、ポテンシャルが高いこともあり、無理に進学を早めず時間をかけて育成して欲しい逸材です。

マリアルが成長すれば、マリアルが在籍する2年間の内にIMGアカデミーがDick's Nationalsを制覇することも夢ではないでしょう。


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