今更ながら今年のドラフトコンバインの身体測定結果をまとめてみる。


今更感が否めませんが、今年のドラフトの身体測定の結果をまとめてみようと思います。
まとめると言っても各選手の数値をまとめるというのではなく、ポジション毎の平均値をまとめ、"今のNBA選手ってこんな感じなのね"といった感じにザックリ把握してもらえればなという趣旨です。

ちなみに数値はDraftExpressの数値から引用しています。
対象はDraft combine参加者かつドラフト指名を受けた選手。
ポジション分け便宜的なモノなので厳密ではありませんがご容赦を。


2017ドラフト指名選手の身体測定結果








パッと見の感想として、"NBA選手は実は思っているより大きく無い"という感想が出てくるのでは無いでしょうか。
PGでも190cmオーバー、Cであれば7フッター級のサイズが必要というイメージがあるかもしれませんが、実はNBA選手の裸足身長はそこまで大きくはありません。
PGからSFまでであれば、日本人でも同等のサイズを持つ選手もいるでしょう。

一方で注目すべきはウイングスパン。
全てのポジションで身長+10cm以上という結果が出ています。
特にインサイドの選手ではウイングスパンの長さが顕著。
PFの選手とCの選手では身長は2.6cmしか開きがありませんが、ウイングスパンに関してはCの選手が9.6cmも上回ります。
その結果としてスタンディンリーチにも8.2cmの差が出ています。
体重においてもPFとCでは5.4kgの開きがあり、身長は近くとも機動力が求められるPFとリムプロテクトが求められるCで明確な役割の違いにより、こういった数値の差が出ていると想像出来ます。
日本人選手とNBA選手の高さの差は身長以上に、ウイングスパンから出ているのではないでしょうか。

また、体脂肪率に関してもすべてのポジションで平均8%以下。
サイズ、機動力、跳躍力に優れるNBA選手達はやはり身体も相当に絞られ、鍛えられていることが分かります。

毎回こういう数値をまとめても結局何を言いたいのかまとまらず...
NBA選手のリアルな身体的な数値を把握するお役に立てば良いなと思うばかりです。
ただ、1ファンとしてはこういう数値を知っておくと楽しみが広がるなとは感じています。
例えば、スティールの多い選手はウイングスパンが長いことが多く、スティール数が多い理由としてディフェンスの上手さや読みの良さなど数値に表せないモノだけでなく、数値として目に見えるモノがある方が納得感というか腑に落ちるモノがあるなと。

この結果を日本の大学の選手や、Bリーガー達と比較が出来たら面白いなーと思うので、Bリーグの入団時にもNBAと同様の形式のコンバインをやってほしいなと願っています。
身体的な部分でのNBAと日本人選手の差が数値として知っておくって結構大事な事だと思うんですよね。
選手のポジション適正を考える上でも、ウイングスパンやスタンディングリーチはとても重要な指標。
1ファンとしてこういった数値を知っておくと、競技を見る楽しさも広がると思うので、Bリーグさんも是非ともよろしくお願い致します。

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