ケビン・ノックスの名前は覚えておいた方がいい。


近年多くの選手をNBAに輩出しているケンタッキー大(UK)。
今年も有望なフレッシュマン達が入学し、来年のドラフトでもUKから複数の選手が指名を受けることとなるでしょう。

注目選手が目白押しのUKの中でも、シーズン前のイベントやエキシビジョンを通してグイグイ評価を上げてきているのがケビン・ノックス。
NFLでもプレーした父とカレッジでバレーボールをプレーした母を持つアスリート一家のサラブレット。
高校時代は世代別アメリカ代表にも選出されたエリートプレーヤーです。

タレント揃いの今年のUKでエースとして活躍することが予想され、来年のドラフトでも上位指名を受けることとなるでしょう。


ケビン・ノックス 

大学:ケンタッキー大
学年:フレッシュマン
ポジション:SF/PF
身長(裸足):202.6cm
体重:94.8kg
ウイングスパン:213.4cm




高校ではフロリダ州のMr.バスケットボールにも選出されたノックス。
進路選択の際には中国のプロチームからもオファーを受けていましたが、UKへの進学を選択しました。
高校入学当初は父と同様にアメリカンフットボールをメインにプレーしていましたが、身長が大きくなり過ぎたことや、バスケットボール選手としての評価が上昇したことで、ジュニア(日本の高2)のシーズンからはバスケットボールに専念しています。

ノックスはSFとPFの両フォワードポジションでプレー出来るサイズ、身体能力、オールラウンドなスキルを持つコンボフォワード。
ブランドン・イングラムやジェイソン・テイタム、ジョッシュ・ジャクソン等、近年活躍が顕著なこのタイプのプレーヤーはカレッジでも重宝され、NBAからも高い評価を得る傾向にあります。

得点能力が高く、特にドライブの突破力の高さはカレッジでも有数のレベル。
NCAAのレベルが高いと言えど、ノックス程のサイズと身体能力を持つ選手は数える程しかおらず、常に高さや機動力のミスマッチを生み出します。
アウトサイドのシュートが安定すれば、更に怖いスコアラーとなるでしょう。
逸材揃いの今季のUKの中でも、トップスコアラーになると目されており、エキシビジョンでも素晴らしいパフォーマンスを披露しています。

能力の高い選手でありながら、リバウンドにも積極的に飛び込み常にタフにプレーすることで、UKのHCであるジョン・カリパリからも非常に高い評価を得ています。

今年のフレッシュマンのコンボフォワードでは、ミズーリ大のマイケル・ポーターJrが学年トップの評価を得ていますが、ノックスもポーターに劣らない高いポテンシャルの持ち主。
ポーター程の高いシューティング精度や洗練されたハンドリングスキルを持ち合わせてはいませんが、8月に18歳になったばかりとこの学年の選手としては若く、今後の急激な成長も期待出来ます。

来年のNBAドラフトではマイケル・ポーターJrやマービン・バグリー(デューク大)、ディアンドレ・エイトン(アリゾナ大)等が上位指名候補として既に注目を集めていますが、今季の活躍次第では、ノックスが上位指名に食い込んで来ることも十分に考えられるでしょう。

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