押さえておくべきNCAAのアマチュア規定。
Bリーグの特別指定選手の年齢制限が撤廃されたことで、Twitter上などで話題となったNCAAのアマチュアリズム規定。
現在ポートランド大でプレーする、タヒロウ・ディアバテが新潟アルビレックスの練習に参加しようとして、NGとなった経緯がある為、日本ではプロチームとの関係=NGという認識が広まってしまっている様に感じます。
過去の事例を見ても、ヨーロッパのプロチームからNCAA入りを試みた選手で出場を認められた選手、認められなかった選手がおり、線引きは曖昧なイメージがあります。
一方でNCAAは2013-14 Guide for the College-Bound Student-Athleteという資料を公開しており、この資料の18ページからアマチュアリズム規定に関して記載されています。
この資料の記載を守っていれば、100%アマチュアリズム規定に引っ掛からないとも言えないのが難しい所ですが、少なくとも"自称事情通"のテキトーな意見よりも正確な情報なので、一度目を通してみても良いのではないでしょうか。
現在ポートランド大でプレーする、タヒロウ・ディアバテが新潟アルビレックスの練習に参加しようとして、NGとなった経緯がある為、日本ではプロチームとの関係=NGという認識が広まってしまっている様に感じます。
過去の事例を見ても、ヨーロッパのプロチームからNCAA入りを試みた選手で出場を認められた選手、認められなかった選手がおり、線引きは曖昧なイメージがあります。
一方でNCAAは2013-14 Guide for the College-Bound Student-Athleteという資料を公開しており、この資料の18ページからアマチュアリズム規定に関して記載されています。
この資料の記載を守っていれば、100%アマチュアリズム規定に引っ掛からないとも言えないのが難しい所ですが、少なくとも"自称事情通"のテキトーな意見よりも正確な情報なので、一度目を通してみても良いのではないでしょうか。
アマチュアリズム規定の審査対象は?
この資料の18ページにアマチュアリズム規定の審査対象となり得る事項が記載されています。
内容は下記の通り。
1. プロチームとの契約
2. 運動競技への参加によるサラリー
3. 賞金
4. プロ選手とのプレー
5. プロチームのトライアウト、練習や試合への参加
6. エージェントや将来のエージェントからの利益収受
7. エージェントによる契約
8. 系統的な大会や試合への参加による入学遅延
9. 運動技術や運動競技への参加に基づく経済的支援
予め言っておきますが、私の英語力は信頼できるレベルではありません...
何だかGoogle翻訳レベルの不自然な訳で我ながら残念です。
あくまで上記に関しては"may be reviewed"という記載なので、上記に該当すれば100%アウトという訳では無さそうです。
より詳しい情報はNCAA Eligibility Centerで確認することが出来る様です。
ただしこれ、登録が必要で有料だった気がしますが...。
NCAAでのプレーを本気で考えている学生さんは登録してみても良いとは思います。
プロチームとの契約はNG?
この資料の20ページにはアマチュアリズム規定の概要がまとめられています。
その中の1つに、プロチームとの契約、サラリーの受取や競技についてという項目があります。
その中では、男子アイスホッケーとスキーを除く全てのスポーツにおいて"必要経費を超える報酬を受け取らない限り、入学前の契約を認める"と記載されています。
事実、ヨーロッパから多くの選手がプロチームでのプレーを経て、NCAA入りを果たしており、プロチームとの契約=アマチュアリズム規定違反とは言えません。
しかし、プロチームでのプレー経験があることにより、アマチュアリズム規定に関する審査に時間がかかり、開幕に出遅れるケース、上記のルールを守っていても一定期間の出場停止処分を受けたケースもあるので一概に安全とは言い切れません。
必要経費の定義は?
この資料の19ページには上記で触れた必要経費に関しても明記されています。
認められている必要経費は下記の通りです。
(a)試合や試合に伴う練習に関わる食事及び宿泊
(b)交通費(試合や練習に伴う往復交通費)
(C)チームでの練習に伴う練習着や用具
(D)コーチングや指導費用、施設費用や入会金
(E)健康及び医療保険、治療やフィジカルセラピー
(F)その他妥当な経費(洗濯代等)
(F)はOther reasonable expensesと記載されていますが、どこまでを"reasonable"とするかは曖昧ですね。
ヨーロッパからNCAA入りをした選手の記事なんかを見ていると、NCAA入りを考えた時点でこのルールを意識している様です。
それでも、引っ掛かるケースはある様ですし、実際に必要経費以外を受け取っていないことを証明するのも楽では無いでしょうし。
私の英語力も中々怪しいので、気になる方は実際に資料を読んで頂いた方が良いかと思いますのでご了承を...
ちなみにNCAAはアマチュア規定以外にも練習規定や転校規定等、キッチリ資料として明記し、インターネット上に公開しています。
NCAA関係の規定で、日本において飛び交う意見は残念ながら、明確な根拠に基づくものばかりでは無いので、気になる場合はNCAAが公開する資料を探すのが一番正確かと思います。
今後日本からのNCAA入りを目指す学生が増える中で、NCAAの規定に関しては、憶測では無く正しい認識が必要となります。
皆さんもお時間ある際に是非一度NCAAの資料に目を通してみては如何でしょうか。
今後日本からのNCAA入りを目指す学生が増える中で、NCAAの規定に関しては、憶測では無く正しい認識が必要となります。
皆さんもお時間ある際に是非一度NCAAの資料に目を通してみては如何でしょうか。
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