ケンタッキー大がウェストヴァージニア大に逆転勝利。シーズン後半に向けて覚醒の予感。
メジャーカンファレンス同士である、Big12とSECに所属するチームにより行われるカンファレンスの対抗戦、"Big12/SEC Challenge"。
SECに所属するケンタッキー大(UK)は、Big12の強豪ウェストヴァージニア大(WVU)と対戦。
有望な下級生を揃えながら、格下相手の取りこぼしも多く、ここまで15勝5敗と思う様に波に乗ることが出来ていないUKが、カレッジ屈指のプレスディフェンスを誇るWVUに挑みました。
若いチームが後半に覚醒
前半、UKは予想通りWVUのプレスに苦戦し、WVUに主導権を握られます。
前半の終盤には、WVUのエース、ジェボン・カーターが連続で3PTを沈め、WVUが48-33と大量リードを築き前半を終えます。
WVUのカーターは前半だけで18得点を記録し、攻守に渡りゲームを支配しました。
一方のUKは11個のTOを奪われ、5本のブロックショットを浴び、WVUのディフェンスの前に圧倒される前半となりました。
しかし、後半に入るとUKもWVUのディフェンスのプレッシャーに慣れ、アグレッシブなプレーが出始めます。
UKのディフェンスのプレッシャーも強まり、WVUのオフェンスをシャットアウト。
後半残り11分28秒には、シェイ・ギルジアス-アレキサンダーのフローターで56-56の同点に追いつき、10分40秒にはケビン・ノックスが速攻からダンクを叩き込み58-56と逆転に成功します。
一気にUKが突き放すかとも思われましたが、WVUも譲りません。
ジェームス・ボールデンの連続3PTや、デクスター・マイルスJrの速攻で62-66とWVUが再びリードを奪います。
一進一退の展開の中、74-74の同点で迎えた試合時間残り1分強の場面でUKのフレッシュマン、ケビン・ノックスが値千金の3PTを沈め、UKが77-74でリード。
続くオフェンスでWVUはFTをミス。
UKはオフェンスリバウンドからニック・リチャーズがプットバンクダンクを叩き込み勝負あり。
83-76でUKが激闘を制しました。
前半はWVUの優勢でゲームが進み、後半も同様の展開になるかと思われましたが、後半からUKが覚醒。
アグレッシブなプレーを見せ、後半は29-13とリバウンドでもWVUを圧倒。
また、後半に獲得した18本のFTを全て成功させる集中力の高さを見せました。
重要な場面で3PTを沈めたノックスはキャリアハイの34得点を記録。
UKのエースとして、シーズン後半は更なる活躍が期待出来そうです。
下級生主体で、今季イマイチ噛み合っていなかったUK。
昨季もシーズン中盤に連敗を喫していましたが、そこからチームが機能し始め、NCAAトーナメントの対ノースカロライナ大戦まで破竹の14連勝を見せました。
今季もここから連勝街道を突き進むことが十分に考えられます。
若く才能に溢れるチームだけに、この試合の勝利が自信となり、一気に手が付けられないチームに成長する可能性もあり、今季のUKもFinal4争いに向けて侮れないチームとなりそうです。
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