March Madness 2018:八村塁の活躍でゴンザガ大がSweet16へ。


日本人選手八村塁の所属するゴンザガ大。
ゴンザガ大はSouth Regionの第4シードとしてNCAAトーナメントに出場。
Sweet16進出をかけて、第5シードのオハイオ州立大と対戦しました。

NCAAトーナメントの大舞台で、八村は25得点5リバウンド4ブロックを記録。
得点とブロックでキャリアハイを更新する素晴らしい活躍を見せました。
ゴンザガ大は八村の活躍により90-84でオハイオ州立大に勝利し、4年連続でSweet16にコマを進めました。


攻守にわたる活躍でチームを牽引



ベンチスタートの八村は前半17:30からジョナサン・ウィリアムズに代わって出場すると、1分も経たずにゴール下でファールを受けFTを獲得すると、立て続けにブロックショット、インサイドでの連続得点を記録。
ゴンザガ大は八村の活躍により、試合開始から15-0と大きなリードを築きます。
攻守に活躍を続けていた八村でしたが、13:56に2つ目となるファールを吹かれ、ベンチに退きます。

八村がベンチにいる間も、ゴンザガ大はザック・ノーベルJrを中心にテンポ良く得点を重ねますが、オハイオ州立大もBig TenのPlayer of the yearに輝いたケイタ-ベイツ・ディオップ(背番号33)の得点で食い下がります。

八村は前半残り7:43にコートに戻ると、すぐにゴール下で得点。
ディフェンスでもベイツ-ディオップのドライブをブロックショットで防ぎ、一度ベンチに退いても勢いは衰えません。
八村は前半だけで13得点3ブロックを記録し、ゴンザガ大は44-33の2桁リードで前半を折り返します。

前半はリードを許したオハイオ州立大でしたが、後半開始早々息を吹き返します。
連続で3PTを沈めると、ドライブやオフェンスリバウンドからのセカンドショットで得点を重ね、後半17:26には48-46の2点差に詰め寄ります。

後半、八村は残り15:07から出場。
前半に続く活躍が期待されましたが、13:29には積極性が裏目に出てしまい、この日3つ目のファールとなるオフェンスファールを吹かれます。

ゴンザガ大はその後もオハイオ州立大の勢いを止めることが出来ず、残り10:32のカム・ウィリアムズの3PTで56-54とオハイオ州立大に逆転を許します。
続くゴンザガ大のオフェンスでTOからオハイオ州立大の速攻を許すと、ゴンザガ大はたまらずタイムアウト。
ここで八村も1度ベンチに退きます。
流れを変えたいゴンザガ大ですが、インバウンズパスをスティールされるイージーミスを犯し、中々主導権を握ることが出来ません。

八村は残り8:33秒にジョナサン・ウィリアムズに代わり再出場。
しかし、試合の流れはは変わらず、ベイツ-ディオップが6:02に67-62にリードを広げる3PT沈め、この試合最大となる5点のリードを許します。
このプレーでオハイオ州立大が更に勢いに乗るかと思われましたが、ゴンザガ大は続くオフェンスでノーベルJrが3PTを返し、キリアン・ティリーのカウントワンスローで逆転。
そして、3:43には八村が3PTを沈め、73-67で6点差までリードを広げます。
八村は1:55にもベイツ-ディオップのドライブをブロックするビッグプレーで、ゴンザガ大に流れを引き寄せます。

オハイオ州立大は残り2分を切るとオールコートプレスとファールゲームを仕掛けます。
この日は試合を通じてFTが決まらず苦しんだ八村とゴンザガ大でしたが、八村は残り2分を切って獲得したFT6本の内5本のFTを成功。
残り4秒には八村が速攻からダンクを叩き込み、90-84でゴンザガ大が4年連続でのSweet16進出を決めました。

八村はファールトラブルやFTの不調に悩まされながらも、25得点5リバウンド4ブロックの活躍。
NBA候補のベイツ-ディオップ相手に素晴らしいプレーを見せ、評価を更に上げたことは間違いないでしょう。

ゴンザガ大は2年連続となるElite8進出をかけ、次戦でゼイビア大対フロリダ州立大の勝者と対戦します。

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