シャックの息子、シャリーフ・オニールがUCLAにコミット。


NBAのレジェンドプレーヤー、"シャック"ことシャキール・オニールの長男、シャリーフ・オニール。
父親譲りの身体能力の高さとオールラウンドなスキルを持ち、学年でもトップレベルの選手の1人に評価される選手です。

元々はアリゾナ大への進学を表明していたシャリーフでしたが、アリゾナ大のリクルートに関する贈収賄スキャンダルが取り沙汰されたことにより、進学を撤回。
そして、すぐさま西海岸の強豪校、UCLAへの進学を表明しました。


学年屈指のタレント、シャリーフ・オニール


ESPNランキングでは学年29位で4つ星の評価を受けるシャリーフ。
アウトサイドもインサイドもこなすコンボフォワードタイプで、爆発的な跳躍力とガードの様な機動力が魅力の現代的な選手です。
one and doneで1年でNBAに行く選手かどうかは疑問ですが、インサイドでのフィジカルやハンドリング、外角シュートの精度が向上すれば、将来的にはNBAドラフトで1巡目指名を受けてもおかしくない素材です。

ドラゴンボールの大ファンとしても知られ、今季の試合ではドラゴンボール仕様のカスタムシューズも着用していました。

リクルートで大成功を収めたUCLA

来季UCLAに加入予定の主なフレッシュマンは下記の通りです。
※カッコ内はESPNランキングの順位。

C:モーゼス・ブラウン(18位)
PF:シャリーフ・オニール(29位)
SF:ジュールス・バーナード(46位)
SG:デイビッド・シングルトンⅢ(67位)
PG:タイガー・キャンベル(99位)

ポジションの偏りなく、全てのポジションで好選手を獲得。
ブラウンは恵まれた身体を持ち、マクドナルドオールアメリカンに選出された、学年トップクラスのインサイドプレーヤー。
バーナードは強豪AAUチーム、コンプトンマジックでプレー。
シングルトンも昨季主力としてBishop Montgomery High Schoolのカリフォルニア州大会を制覇に貢献しており、ウイングにも実力派が揃います。
PGのキャンベルは元々class of 2019の選手でしたが、class of 2018に学年変更。
身体的には平凡ですが、昨季は全米No1も経験しており、技術と経験値の高さは折り紙付き。

五つ星の選手はブラウンのみですが、インサイドに能力の高い素材型の選手、アウトサイドには経験値の高い実力派の選手が揃う素晴らしいリクルートに成功。
デューク大の様にビッグネームが集まるものの、多くの選手がone and doneで1年でNBAに旅立ってしまうリクルートとは異なり、数年後まで安泰となる良いリクルートとという印象。

2008年以降、NCAAトーナメントではElite8以上から遠ざかっているUCLAですが、今後も堅実なリクルートが展開出来れば、数年後には強豪校に返り咲くことが出来るかもしれませんね。

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