NBAドラフト2018:今年の気になったピック。

とうとう今年のドラフトも終了。
1位指名は大方の予想通りディアンドレ・エイトン。
上位指名も事前予想通りに進みましたが、マイケル・ポーターJr(MPJ)は健康上の不安もあり、14位まで指名順位を落とす結果となりました。

今年のドラフトも昨年以上に層の厚いドラフトとなりましたが、その中で私的に気になったピックをまとめてみたいなと思います。


1巡目5位:トレー・ヤング

1巡目5位でマブスから指名され、1巡目3位指名のドンチッチとのトレードでホークスに入団となったヤング。
1年前の時点では、ヤングが今年のドラフトでここまで高い評価を受けることを予想出来た者はほとんどいなかったでしょう。

ちなみにヤングは鳥恐怖症なんですけ、ホークスで大丈夫なんでしょうかね...

1巡目14位:マイケル・ポーターJr

高校時点では、今年のドラフトで1位指名を受ける事が予想されていたMPJも、怪我の影響で14位まで順位を落とし、デンバーナゲッツから指名を受けました。
怪我の懸念はあるものの、高校NO1プレーヤーだったMPJのタレントは今年のドラフトでもトップクラス。
高校時代から痛みを抱えながらプレーしていたMPJが健康となれば、ナゲッツにとっては美味しいピック。

昨季46勝を上げたナゲッツであれば、過度にMPJに負荷がかかることもなく、怪我からの回復に専念することが出来、双方にとって旨味のある指名となるのではないでしょうか。

1巡目24位:アンフェニー・サイモンズ

カレッジをスキップしてのアーリーエントリーで注目を浴びたサイモンズ。
身体的には未完成で素材型の選手ですが、1巡目24位という中々の高評価でブレイザーズに指名されました。
スムースなスキルとクイックなシューティングが魅力の選手で、順調に行けばリラードとマッカラムの後継者に成長してくれるでしょう。

贈収賄等カレッジバスケの問題が噴出する中、サイモンズの高評価を見て、今後もカレッジをスキップしてのアーリーエントリーが増えてくるかもしれません。

2巡目32位:ジェボン・カーター

2巡目33位:ジェイレン・ブランソン

2巡目34位:デボンテ・グレアム

2巡目の32位から34位にかけて、カレッジ屈指のガードが続けざまに指名を受け、ウェストヴァージニア大のカーターはグリズリーズ、ビラノバ大のブランソンはマブス、カンザス大のグレアムはホーネッツに入団となりました。
3人共に経験と技術を兼ね備えた実力派の選手達。
2巡目ながら、即戦力として活躍してくれるでしょう。
この3人の中でも、私的イチオシはカレッジNO1のディフェンシブガードと呼ばれたカーターですかね。

2巡目36位:ミッチェル・ロビンソン

夏の間にウェスタンケンタッキー大を去ったロビンソンは、カレッジでの実績が全く無い選手。
不安材料はありますが、7フッターのサイズ、223.5cmのウイングスパン、281.9cmのスタンディングリーチに加え、そのサイズに似つかわしくない高い身体能力を持つロビンソンをこの順位で獲得出来たのはお買い得。

オフェンススキルに疑問符は付きますが、リバウンダー、リムプロテクター、速攻・アリウープのフィニッシャーとしては通用しそう。
即戦力とは行かないと思いますが、数年後にはこの順位での獲得が評価されると予想します。

2巡目41位:ジャレッド・バンダービルト

怪我でシーズンに出遅れたケンタッキー大のバンダービルトは41位指名を受け、トレードでナゲッツに入団。
マービン・バグリー同様にクイックネスを武器にリバウンドを量産する選手で、僅か平均17分の出場時間で平均7.9リバウンドを叩き出しています。
インサイドのプレーヤーとは思えないハンドリングとパッシングスキルも備えており、怪我がなく順調にシーズンを過ごしていればロッタリー指名もあり得た逸材だと思っています。

今年は2巡目が熱い?!

タレント揃いの今年のドラフトは1巡目だけでなく、2巡目にも注目選手が目白押し。
上記の選手以外にも、デューク大のゲイリー・トレントJr、ケンタッキー大のハミドゥ・ディアロも2巡目で指名を受けており、5年後、10年後に今年のドラフトを振り返った時には、2巡目での当たり指名が多かったとなっていることも十分に有り得るでしょう。

また、指名漏れとなった選手達にもデューク大のトレボン・デュバル、UNCのティオ・ピンソンとジョエル・ベリー等大物がおり、非常に層の厚いドラフトとなりました。

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