日本代表を粉砕した2014年U17世界選手権USA代表メンバーのその後。※2020年5月15日更新


アラブ首長国連邦で開催された2014年のU17世界選手権。現ゴンザガ大の八村塁が大会得点王に輝き、世界から注目を集める契機となったこの大会は、日本バスケットボール界において非常に大きな意味を持つ大会でした。

この大会で日本代表はUSA代表と対戦し、122-38で大敗。世界トップレベルとの差をまざまざと見せつけられました。

日本に世界との差を突き付けたUSA代表メンバーの現在をまとめます。


ちなみに、当時の試合は今もYouTubeのFIBA公式チャンネルから見ることが出来ます。

USA代表のその後


背番号氏名現所属特記事項
4タイアス・バトルアイオワウルブズ高校卒業後はシラキュース大に進学し3シーズンプレー。2019年にアーリーエントリーするも指名は無く、現在はGリーグでプレー。
5ディバール・ラムジーカリフォルニア大
サンタバーバラ校
高校卒業後はネバダ大に進学するが、1年でカリフォルニア大サンタバーバラ校に転校。今年でシニアとなる。
6テレンス・ファーガソンオクラホマシティ
サンダー
高校卒業後はオーストラリアに渡り、NBLでプレー。2017年に1巡目21位指名を受けNBA入り。
7マリク・ニューマンカントン
チャージ
高校卒業後はミシシッピ州立大に進学するも、1年でカンザス大に転校。2018年にカンザス大をFinal4に牽引し、ドラフトにアーリーエントリーするも指名は無く、現在はGリーグでプレー。
8VJ・キングウェストチェスター
ニックス
高校卒業後はルイビル大に進学。3シーズンを過ごした後、2019年にアーリーエントリーするが、指名漏れ。現在はGリーグでプレー。
9ジョッシュ・ジャクソンメンフィス
グリズリーズ
高校卒業後はカンザス大に進学。2017年のドラフトで1巡目4位指名を受け、フェニックスサンズに入団。現在はトレードによりグリズリーズに在籍し、傘下のGリーグチームでもプレー。
10ジェイソン・テイタムボストン
セルティックス
高校卒業後はデューク大に進学。2017年ドラフトで1巡目3位指名を受けボストンセルティックスに入団。主力として活躍し、2020年にオールスター出場も果たした。
11ヘンリー・エレンソンラプターズ
905
高校卒業後はマーケット大に入学し、2016年のドラフトで1巡目18位指名を受け、デトロイトピストンズに入団。2019年にピストンズから放出されて以降、NBAやGリーグを転々としている。
12ケイレブ・スワニガンポートランド
トレイルブレイザーズ
高校卒業後はパデュー大に進学し、2シーズンプレー。2017年に1巡目26位指名を受け、ポートランドトレイルブレイザーズに入団。その後、NBA、Gリーグを転々とし、トレードでブレイザーズに戻る。
13ハリー・ジャイルズサクラメント
キングス
高校卒業後はデューク大に進学。怪我に苦しんだが、2017年に1巡目20位指名を受けた後にトレードでサクラメントキングスに入団し、現在もキングスに在籍している。
14アイバン・ラブウェストチェスター
ニックス
高校卒業後はカリフォルニア大に進学。2シーズンを過ごし、2017年に2巡目35位指名を受けた後、トレードでメンフィスグリズリーズに入団。その後グリズリーズから放出され、現在はGリーグ。
15ダイアモンド・ストーン-高校卒業後はメリーランド大に入学。2016年のドラフトで2巡目40位指名を受けた後にトレードロサンゼルスクリッパーズに入団。その後はGリーグチームを転々とし、現在の所属チームは不明。

現状は様々

高校生当時はアメリカでもトップレベルのプレーヤー達だったが、現状は様々。現時点で最も活躍しているのは、今年オールスターにも選出されたジェイソン・テイタムでしょうか。

一方でNBAに定着出来ず、Gリーグに在籍しているプレーヤーも目に付きますね。

2014年のU17世界選手権でMVPに輝いたマリク・ニューマンも高校レベルでは卓越したスコアラーでしたが、NBAレベルではサイズ不足。当時の主力だったダイアモンド・ストーンに至ってはGリーグにも在籍していない様です。

当時の日本代表に世界の壁の高さ突きつけた当時のUSA代表メンバーですら、多くはNBAに定着する事も出来ないのですから、現実は厳しいものです。