2018-2019シーズン注目フレッシュマン:オレゴン大ボル・ボル

NBAで活躍したマヌート・ボルの息子、ボル・ボル。
父譲りのサイズとウイングスパンに加え、高精度のアウトサイドシュートを武器とする新時代のインサイドプレーヤー。
進学先は西海岸の強豪オレゴン大。
ファッションに関心の高いボルにとっては、オレゴン大がNikeのお膝元であることもプラス要因だった様。

ボルの他にもマクドナルドオールアメリカンに選出されたウイングのルイス・キング、名門Oak Hill Academy出身のガードのウィル・リチャードソンと効果的なリクルートに成功したオレゴン大。
今季は強豪カンファレンスPAC-12の中でも有力な優勝候補です。

ボル・ボル

大学:オレゴン大
学年:フレッシュマン
ポジション:C/PF
身長(裸足):215.9cm
体重:100.7kg
ウイングスパン:228.6cm
スタンディングリーチ:289.6cm


出身校はエイブリー・ブラッドリー、ケリー・ウブレJr等を輩出したFindlay Prep。
マクドナルドオールアメリカンやHoop Summitなど、高校のトッププレーヤーが集まるオールスターゲームのメンバーにも選出された、この学年屈指のインサイドプレーヤー。
昨夏はNike主催のAAU、EYBLで最優秀選手にも選出されています。

恵まれた身体を武器にインサイドに君臨。
圧倒的な高さを武器に、ディフェンスやリバウンド、アリウープのフィニッシャーとして絶大な存在感を発揮します。
サイズに似つかわしくないアウトサイドシュート精度を武器としており、ペリメーターでのプレーを好む傾向。
インサイドでのタフさが懸念されていましたが、Hoop Summitでは力強いプレーを見せ14リバウンド6ブロックを記録し、評価を上げました。

オレゴン大には昨季のトップスコアラーでアシスト数チーム1位で、昨年のU19世界選手権のUSA代表メンバーにも選出されたペイトン・プリチャードが残留。
新入生ではマクドナルドオールアメリカンに選出されたウイングのルイス・キング、Oak Hill Academy出身のガードのウィル・リチャードソン、身体能力の高いインサイドプレーヤーのマイルス・ノリスと各ポジションに実力者を獲得に成功しました。
能力の高い選手が揃い、プリチャードが上手くチームを統率出来れば、NCAAトーナメントを勝ち進むポテンシャルを秘めています。

正直に言えばトロイ・ブラウンJrにも残留してもらって、ブラウンとボルのP&Rが見たかったなと思いますが、今のメンバーでも十分に期待が持てます。
華奢な体型が弱点とされるボルですが、本人も余り体重を増やしたくないと言っており、その点はリクルートの際にHCからも了承を得ている模様。
アウトサイドシュートの精度とディフェンスでの存在感をどこまで示すことが出来るかがドラフト評価を左右するでしょう。
PFは充実している学年ですが、Cとしてはドラフト上位候補はボルくらい。
ビッグマンを必要とするチームが上位指名権を持てば、5位以内での指名も有り得るでしょう。


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