2018-2019シーズン注目フレッシュマン:ウェスタンケンタッキー大チャールズ・バッシー

カンファレンスUSAに所属するウェスタンケンタッキー大(WKU)。
NCAAの中では、特に強豪という訳でもないWKUですが、昨年はミッチェル・ロビンソンを獲得し、話題を呼びました。
結局、ロビンソンはシーズンを前に大学を去ってしまいましたが、今年も注目選手のチャールズ・バッシーを獲得。

バッシーはナイジェリア出身で、Hoop SummitのWorld Teamにも選出されたビッグマン。
class of 2019の選手でしたが、学年を変更し、今年からカレッジに入学します。
WKUはロビンソンとは同じ轍を踏まないために、アメリカでのバッシーの後見人をコーチングスタッフとして迎え入れ、バッシーの囲い込みにも動いています。

チャールズ・バッシー

大学:ウェスタンケンタッキー大
学年:フレッシュマン
ポジション:PF/C
身長(靴有):209.6cm
体重:106.1kg
ウイングスパン:221cm
スタンディングリーチ:280.7cm


ケンタッキー州のAspire Basketball Academy(ABA)出身のバッシー。
ちなみにABAは高校から独立したバスケットボールプログラムで、プレーヤーの教育に関しては近隣の高校と提携している、最近出て来ている新しいスタイルの高校バスケットボールプラグラム。
バッシーはナイジェリア出身で、12歳の頃にナイジェリアの路上でフライドチキンを売っている所をスカウトされバスケを始めた選手で、それまではサッカーをプレーしていたそう。

今年のHoop SummitのWorld Teamのメンバーにも選出され、13得点16リバウンドを記録し、インサイドで大きな存在感を見せました。
センスこそ素晴らしいものの、プレー経験は浅く、技術はまだまだ未熟ですが、サイズ、ウイングスパン、高い機動力と跳躍力でインサイドを制圧。
フィジカルもこの年代の選手として成熟しています。
リバウンド、リムプロテクト、ピック&ロールのフィニッシャーといった、現代バスケでビッグマンに求められる役割をこなす上で必要とされる長さや身体能力を高い水準で備えており、発展途上のシュート精度が向上すればより怖い存在に。

進学先のWKUは2013年を最後にNCAAトーナメント出場から遠ざかっていますが、2016-17シーズンからHCに就任したリック・スタンスブリーの下、昨季は27勝11敗と上々の成績を残しました。
昨季のトップスコアラー2人がチームを去り、バッシーにはその穴を埋める活躍が求められます。
自身でオフェンスをクリエイト出来る技術はまだ備えていませんが、カレッジレベルであれば、身体能力を武器に大きなインパクトを残してくれるでしょう。

数年はカレッジに残り、技術を磨いて欲しい選手ですが、来年のドラフトは今年と異なり、身体能力の高いビッグマンが不作。
高さに関しては、NBAでもセンターを務められる高さがあり、需要とマッチすれば、1巡目中位辺りでの指名もあるかもしれません。


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