2018-2019シーズン注目フレッシュマン:ケンタッキー大E.J・モンゴメリー

昨季のNCAAトーナメントではSWEET16止まりだったケンタッキー大(UK)。
それでもドラフトでは1巡目2人を含む計4人の選手が指名を受けました。
ドラフトやら転校やらで例年通り多くの選手が去り、例年通り多くのOne and Done候補が今年も入学してきました。

新入生の中でのイチオシがオールラウンド型のインサイドプレーヤー、E.J・モンゴメリー。
高い万能性を誇る彼は、選手層の厚いUKの中でも重宝されることでしょう。

E.J・モンゴメリー

大学:ケンタッキー大
学年:フレッシュマン
ポジション:PF/C
身長(裸足):203.8cm
体重:92.5kg
ウイングスパン:214.6cm
スタンディングリーチ:270.5cm
※2014年USA代表キャンプでの計測値


ジョージア州のWheeler High School出身のモンゴメリー。
ソフォモアまではMontverde Academyでプレーをしていました。
下級生時には高い評価を受け、その後徐々に評価を落としていましたが、最終学年にはキッチリプレーを仕上げ、マクドナルドオールアメリカンにも選出されています。
当初はオーバーン大にコミットしていましたが、FBIによる贈収賄捜査の件でコミットを撤回し、その後UKへの進学を決めました。

プレースタイルはPF寄りのコンボフォワード。
アウトサイドシュートやパスセンスにも、ビッグマンとは思えない非凡さを見せます。
ハンドリングも良く、リバウンドからそのまま速攻をクリエイト出来る点も魅力。
身体能力も爆発的とまでは言いませんが、機動力が高く、速攻やディフェンスでも貢献します。

早熟タイプの選手で、8年生(日本の中2)の時点で下のハイライトのプレーを見せていました。


Montverde Academyでもフレッシュマンからスターティングメンバーとして活躍していましたが、器用貧乏から脱却出来ず。
ジュニアからはWheeler High Schoolに転校し、シニアになるとインサイドでの力強さを増し、学年トップレベルのPFにまで評価を上げました。
カレッジでも、インサイドでの力強さと得点パターンの多才さを磨けば、持ち味のパスセンスがより活きてくるでしょう。

今季のUKのインサイドには、昨年からチームに残留したニック・リチャーズ、P.J・ワシントンに加え、スタンフォード大で19.5得点8.7リバウンドを記録したリード・トラビスもGrad Transferで加入。
充実したインサイドの中でも、多彩なスキルを持つモンゴメリーは重宝されるでしょう。
来年のMock Draftでは高い評価を受けていませんが、得点以外のリバウンドやアシストで貢献すれば、ドラフト評価を上げ、1巡目候補に食い込んで来るでしょう。


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