NBAドラフト2018:今更ドラフトを振り返る(2巡目)


さて、前回の1巡目に続き、今回は2巡目です。
1巡目では、高校時代から高評価を受けてきた2017年卒のフレッシュマン達が多く指名を受けました。
それに対して、2巡目では上級生かつ高校時代の評価がそこまで高くは無かった選手達が多いのではないかというのが私的な予想です。

結果はどうなっているでしょうか。

2巡目指名選手

指名順位 氏名 高校卒業年 ESPNランキング
31位 エリー・オコボ - -
32位 ジェボン・カーター 2014 ランク外
33位 ジェイレン・ブランソン 2015 16位
34位 デボンテ・グレアム 2014 ランク外
35位 メルビン・フレイジャー 2015 ランク外
36位 ミッチェル・ロビンソン 2017 11位
37位 ゲイリー・トレントJr 2017 8位
38位 カイリ・トーマス 2015 ランク外
39位 アイザック・ボンガ - -
40位 ロディオンス・クルクス - -
41位 ジャレッド・バンダービルト 2017 19位
42位 ブルース・ブラウン 2016 26位
43位 ジャスティン・ジャクソン - -
44位 ユスフ・サノン - -
45位 ハミドゥ・ディアロ - -
46位 ディアンソニー・メルトン 2016 ランク外
47位 スヴィ・ミュハイリュク - -
48位 ケイタ・ベイツ-ジョップ 2014 22位
49位 チメジー・メトゥ 2015 40位
50位 アリーズ・ジョンソン 2014 ランク外
51位 トニー・カー 2016 42位
52位 ビンセント・エドワーズ 2014 89位
53位 デボン・ホール 2013 ランク外
54位 シェイク・ミルトン 2015 79位
55位 アーノルダス・クルボカ - -
56位 レイ・スポルディング 2015 57位
57位 ケビン・ハービー 2014 ランク外
58位 トーマス・ウェルシュ 2014 36位
59位 ジョージ・キング 2013 ランク外
60位 コスタス・アンテトクンポ 2016 ランク外

結果は上記の通りです。
45位指名のハミドゥ・ディアロに関しては、学年TOP10級の評価を受けていた選手なのですが、進学のタイミングを早め、高校のシーズン途中からカレッジ入りをしたこともあり、ランキングには名前が無かった為、今回は対象外としました。
ディアロを含め、対象外は8名。

高校卒業年で見ると、2014年が最多の7人。
2015年が6人、2016年が4人、2017年が3人、2013年が2人という結果となりました。
やはり、2017年卒が13人で最多だった1巡目とは大きく異なる結果に。
また、ランキングで見ると高校時代ランク外だった選手が約半数の10人を占めます。
高校時代に5つ星級の評価を受けていた選手が1巡目指名では15人だったのに対し、2巡目指名では6人に留まります。
上級生(2013/2014/2015年卒)かつ、高校時代にランク外だった選手は計8人。
結果は当初の予想通りの様です。

高校時代5つ星の評価を受け、カレッジでは2度のNCAAトーナメント制覇を達成したジェイレン・ブランソンの指名順位は33位。
実績抜群の選手ですが、身体的には平凡の為、NBAからの評価は中々辛い結果に。

2017年卒で5つ星の評価を受けていたミッチェル・ロビンソン、ゲイリー・トレントJr、ジャレッド・バンダービルトの3人も揃って2巡目指名に。
トレントはタレント揃いのチームにいたため、中々主役の機会が与えられなかったため仕方ないですね。
ロビンソンはカレッジでのプレーがゼロ、バンダービルトも怪我でシーズン終盤まで出場出来なかったことを考えると、この2人に関してはほぼポテンシャル採用。
カレッジでシーズン通してプレーをしていれば1巡目の可能性が高かった様に思います。
しかし、彼等は高校卒業から1年でのドラフト経由NBA入りを果たしたので、まだまだ良い方。
2017年卒で学年6位を受けていたトレボン・デュバルに関しては指名漏れになってしまいましたからね...。

1巡目上位指名の多くは高校時代に高い評価を受けていた選手達ですが、それだけでは1巡目指名を勝ち取ることは決して容易では無い様です。


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