ノースカロライナ大がエキシビジョン初戦で快勝

今季のカレッジバスケは、デューク大のフレッシュマン達に注目が集まりますが、デューク大の最大のライバル、ノースカロライナ大(UNC)も有望なフレッシュマンの獲得に成功。
今季も強力なライバルとして、若いデューク大の前に立ちはだかります。

UNCもマウントオリーブ大とエキシビジョンを敢行。
選手層の厚さを披露し、107-64で快勝しています。

分厚い選手層を誇るUNC


今季のUNCには、コビー・ホワイトとナシール・リトルの2人のオールアメリカン、器用なウイングのリーキー・ブラックの計3人のフレッシュマンが加入し、昨季からの主力が多く残るチームに、更に厚みを加えています。
上級生には、カレッジ最優秀選手賞有力候補のルーク・メイを筆頭に、経験豊富な選手が揃い、デューク程のスター集団では無いものの、選手層の厚さではカレッジトップレベルのチームです。

この試合のスターターはホワイト、ケニー・ウィリアムス、キャメロン・ジョンソン、メイ、ギャリソン・ブルックスの5人。
試合開始直後から、マウントオリーブ大を圧倒。
ホワイトの1on1や、TOからの速攻、オフェンスリバウンドからのセカンドチャンスで楽々と得点を重ねます。
フレッシュマンのホワイトは積極的な1on1や、華麗なノールックパスを披露し、序盤から存在感を発揮しました。

その後、オフェンスが停滞し、スコアが止まりますが、ベンチから出場のセブンス・ウッズのドライブ、リトルの速攻等で徐々に点差を広げます。
オフェンスの精度はまだまだですが、リバウンドの強さは絶対的で、この試合では、リバウンド本数69-36で制空権を支配しています。

アグレッシブなオフェンスを続け、FT等で得点を重ねたUNC。
前半を54-25で終え、勝負有。
107-64でエキシビジョンを快勝で終えました。

エキシビジョンということもあり、チームはまだまだ試運転といった所で、不用意なミスが目に付きました。
エースのメイも大人しいプレーに終始していました。
UNCの魅力であるリバウンドの支配は今季も変わりなく、選手層の厚さも大きなアドバンテージとなるでしょう。

期待のフレッシュマンがポテンシャルを見せる。



UNC期待のフレッシュマン、ホワイトとリトル。
ホワイトはアグレッシブなドライブとパスセンスを見せ、10得点7リバウンド6アシスト。
リトルは高い身体能力の片鱗を見せ、11得点3ブロックを記録し、期待のフレッシュマン2人がポテンシャルの高さを示しました。

能力の高い2人ですが、まだまだ課題も少なくありません。
ホワイトはチーム最多の6アシストを記録した一方で、チーム最多タイの4TOも記録。
フロアリーダーとしての安定感を向上させる必要があります。
リトルも身体能力の高さは疑いの無いものの、ハーフコートオフェンスでの存在感はイマイチで、ハンドリングやジャンパーを磨くことは必須でしょう。

近年、UNCは上級生主体のメンバー構成を敷いており、今年も優秀な上級生が揃っています。
マクドナルドオールアメリカンに出場したホワイトとリトルの2人は、能力を見れば、上級生を上回っており、今季はチームの主戦力としての活躍が期待されています。


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