APランキング1位のカンザス大がアリゾナ州立大に陥落
DOWN GOES NO. 1!— NCAA March Madness (@marchmadness) 2018年12月23日
No. 18 Arizona State hands No. 1 Kansas its first loss of the season and picks up the program’s first ever win over a No. 1 at home! 💪 pic.twitter.com/DBOEq2x2rW
シーズン無敗を維持するカンザス大ですが、平均12.9得点FG成功率68.3%のビッグマンであるユドカ・アズブーキを怪我で欠き、決して盤石な状態ではありません。
試合開始からテンポよくシュートを決めたカンザス大が序盤は主導権を握り、前半を39-31の8点リードで折り返します。
後半開始早々にASUが詰め寄るものの、終盤までカンザス大が5点前後のリードを保ち、優位に試合を運びます。
しかし、終盤に入りASUがジリジリと点差を詰め、ロブ・エドワーズの3PTで76-74と遂に逆転。
カンザス大もデドリック・ローソンのFTで同点に追いつきますが、続くオフェンスでASUのレミー・マーティンが値千金のジャンパーを沈め勝負有。
ASUが80-76でカンザス大を破る大金星を揚げました。
レミー・マーティンがビッグショットを決める
前戦では、ヴァンダービルト大に65-81で完敗したASU。
この試合ではチーム全員が積極的にアタックし、カンザス大から32本ものFTを引き出すタフなプレーを見せました。
ベンチからの出場でビッグショットを決めたエドワーズの15得点を筆頭に、カナダ出身のルーゲンツ・ドートが13得点、サンディエゴ州立大からの転校生ザイラン・チータムが13得点と5人が2桁得点を上げるチームオフェンスでカンザス大を撃破しました。
10得点を記録したマーティンは終盤の勝負所で立て続けに難しいジャンパーを沈め、逆転勝利に貢献しています。
マーティンはSierra Canyon Schoolでのマービン・バグリーのチームメイト。
高校時代から強気なプレーが印象的でしたが、ビッグゲームでも勝負強さを発揮してくれました。
エースのローソンが30得点もベンチからの援護無し
シーズン初の黒星を喫したカンザス大。
エースのローソンは30得点14リバウンドと獅子奮迅の活躍。
シニアのラジェラルド・ビックも後半残り5分に4PTプレーを成功させるビッグプレーを見せてくれました。
チームの総得点76得点の内、ベンチからの得点は僅か5得点。
NCAA屈指の選手層の厚さを誇るカンザス大ですが、インサイドの主軸アズブーキが負傷欠場。
アグレッシブなプレーが魅力のシルビオ・デ-ソーザがFBIによる贈収賄捜査の影響で出場不可。
本来のカンザス大の強みである選手層の厚さを欠き、接戦を落とす結果となりました。
シーズン初戦の対ミシガン州立大戦で21得点を記録した、期待のフレッシュマンのクエンティン・グライムスはその後低調が続いています。
昨季NCAAトーナメントでFinal4に進出し、実力派の転校生と新入生を獲得したカンザス大ですが、まだまだ本領発揮には程遠く、2年続けてのFinal4進出には課題が山積な状況です。
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