class of 2019の進路まとめ

今季の高校の最上級生であるclass of 2019。
来年の大学入学に向けて着々と進路が決定しています。

ペニーをHCに迎えたメンフィス大がリクルート戦線で猛威を振るい、ここ3年でNCAAトーナメントで2度の優勝を果たしているビラノバ大も大物選手を続々と獲得。
勿論、デューク大、ケンタッキー大も例年通り複数の5つ星選手からコミットを得ています。

今回は現状の進路状況を大学別にまとめます。


メンフィス大

ジェームス・ワイズマン


DJ・ジェフリーズ


新興勢力として今年のリクルート市場を荒らしているメンフィス大。
ケンタッキー大との争奪戦に勝利し、学年NO1プレーヤーのワイズマンの獲得に成功。
アスレティックな5つ星ウイングのジェフリーズに加え、4つ星ビッグマンのマルコム・ダンリッジの計3人のリクルートに成功。

今季は実力派のガードが複数入学しており、来季入学予定の有望フレッシュマンがチームに噛み合えば、一躍カレッジの有力校に躍り出ることとなるでしょう。

ケンタッキー大への進学を撤回したトレンドン・ワトフォードもメンフィス大への入学が有力と見られています。

ビラノバ大

ブライアン・アントワン


ジェレマイア・ロビンソン-アール


学年屈指のアスレティックウイングであるアントワン、U18USA代表にも選出されリバウンドに優れるロビンソン-アールを中心に4人のコミットを獲得しているビラノバ大。

高い育成力と組織的なバスケと近年好成績を上げているビラノバ大に有力フレッシュマンが集まる様になりました。
今年加入した5つ星ガードのジャボン・クイナリーは出場時間獲得に苦労していますが、来季の新入生はどうなるでしょうか。
アンダーサイズではあるものの、シュート精度に優れるインサイドプレーヤーのエリック・ディクソンはチームのスタイルにもマッチし、数年後のビラノバ大の中心選手になりそうです。

アリゾナ大

ジョッシュ・グリーン


ニコ・マニオン


昨年はリクルートに関連した贈収賄でコーチングスタッフが逮捕されたことで、入学を表明していた有力選手が他校に流れてしまったアリゾナ大でしたが、既に人気校としての地位を取り戻しています。

オーストラリア出身の5つ星ウイングであるグリーン、イタリアフル代表も経験済みのPGのマニオンを始め5人からコミットを獲得。
グリーンとマニオンはAAUのチームメイトでもあり、カレッジでの1年目から抜群のコンビネーションを見せてくれるでしょう。

デューク大

ヴァーノン・キャリー


ウェンデル・ムーア


ブーギー・エリス


世代別USA代表として世界制覇も経験しているキャリーとムーアに加え、得点力の高いコンボガードのエリスが入学予定のデューク大。
異なるポジションの有力選手を獲得し、バランスも良好。
キャリーとムーアに関してはデュークっぽい選手で全く驚きも無し。

上記3名と五つ星ビッグマンのアイザイア・スチュワートとの4人のグループチャットもある様で、3人でスチュワートを猛リクルート中。
今年のリクルートの成功の陰にも、トレイ・ジョーンズ手動でのグループチャットでのリクルートがあり、同様の手法で成功を収めることとなるかもしれません。

ケンタッキー大

タイリース・マキシー


ケイヒル・ホイットニー


マキシー、ホイットニーの2人の5つ星に加え、地元の4つ星ウイングのドンテイ・アレンからコミットを獲得しているケンタッキー大(UK)ですが、ワイズマンの獲得失敗は大きな痛手。

ポジションバランスを考えると有力なビッグマンが最低1人は欲しい所。
ターゲットはスチュワート、ジェイデン・マクダニエルズ、マシュー・ハート辺りでしょうか。
最近デューク大にリクルートで押され気味ですが、何だかんだでUKっぽい選手はキッチリ取ってます。

USC

オニエカ・オコングー


アイザイア・モブリー


カリフォルニアのUSCは地元を中心に5人のコミットの獲得に成功。
中心はディフェンスに定評のあるオコングー、オールラウンドなスキルが魅力のモブリーの2人の5つ星ビッグマン。

ボール三兄弟の末弟、ラメロ・ボールもUSCを訪れたとの噂も有り。
ラメロが加入することとなれば、来季カレッジ1の注目校となるでしょう。
彼のプロ歴を考えると現実的には厳しそうですが...

モブリーの弟、エバン・モブリーはレベルの高いclass of 2020の中でもTOP3に入る選手で、2020年にはUSCへの入学が確実視されています。

まだまだ進路未定の目玉選手も

この学年の目玉選手の内、コール・アンソニー(ESPNランキング2位)、アンソニー・エドワーズ(同4位)、アイザイア・スチュワート(同5位)、ジェイデン・マクダニエルズ(同6位)、マシュー・ハート(同7位)がまだ進学先未定。

アンソニー、エドワーズ、マクダニエルズはポテンシャルの高い選手で2020年のNBAドラフトでも要注目。
スチュワート、ハートは堅実なタイプで1年目から確実に活躍を見せてくれるでしょう。


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