RJ・バレット30得点の活躍でデューク大がホームで無敗のバージニア大に勝利


前戦でシラキュース大にまさかの敗戦を喫したデューク大。
敗戦だけではなく、絶対的司令塔のトレー・ジョーンズの負傷というオマケ付きで、チームとしてのダメージは計り知れません。

そして、今回ホームに迎えたのはシーズン無敗を維持するバージニア大。
イージーシュートを許さないパックディフェンスを武器に平均失点はNCAAディビジョン1でも最小。

ジョーンズの不在を埋めるべく、RJ・バレット、ザイオン・ウィリアムソン、キャメロン・レディッシュが序盤から躍動。
バレットが30得点5リバウンド3アシスト、ザイオンが27得点9リバウンドの活躍でデューク大が72-70で勝利。
今季無敗のバージニアに初の黒星を付けました。


RJ・バレットがアタックモードに入り、シーズン4度目の30得点


試合序盤はバージニア大のヘルプディフェンスに苦しみ、中々得点を上げられなかったバレットでしたが、徐々にアジャストしドライブからディフェンスを量産。
身体能力の高さも彼の魅力ですが、スピードのコントロールや左右の切り替えも上手く、スコアラーとしての完成度は今年のカレッジで屈指の選手です。
試合終盤に1対1のドライブからシュートをねじ込む姿からは、フレッシュマンとは思えない頼もしさを感じさせ、TOも試合を通して1つと集中したパフォーマンスを見せてくれました。

デューク大はバレット、ザイオンの個の力で押し切り、この試合のアシスト数はシーズン平均の18.4本を大きく下回る僅か6本。
バレット、ザイオンの2人だけでチームの総得点72得点の内57得点を叩き出し、司令塔ジョーンズ不在の危機をスターパワーの乗り切りました。
また、この試合に出場したフレッシュマン以外の上級生達は合計でTO0個とミス無くプレーし、ロールプレーヤーとしての役割を全うしています。

デューク大のスターパワーの前に一歩及ばず

ここまでシーズン無敗を維持してきたバージニア大。
チームディフェンスとシューターのカイル・ガイ、ガードのタイ・ジェローム、ウイングのディアンドレ・ハンターを中心とした確率の高いオフェンスで連勝を重ねてきましたが、複数のスーパースターを擁するデューク大の個の力の前にシーズン初の黒星。
ここまでチーム全体で4割を超える確率で決めてきた3PTも、この試合では成功率17.6%と沈黙。
デューク大のファンで埋まる敵地でのプレッシャーが彼等に影響したのかもしれません。

ハンターが18得点、ガイとジェロームが各14得点と得点数だけで見れば主力が期待通りの活躍を見せてくれましたが、シーズン平均51.7失点を大きく上回る72失点を献上。
平均得点90得点を超えるデューク大を72点に抑えてはいるのですが、バージニア大の思い通りの試合にはなりませんでした。

バージニア大と並びシーズン無敗を維持していたミシガン大もウィスコンシン大に負けた為、これで今季無敗のチームは0となりました。

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