NBAドラフト2019:ケンタッキー大のエリートウィング、ケルドン・ジョンソン


強豪ケンタッキー大(UK)のウイングプレーヤー、ケルドン・ジョンソン。
名門Oak Hill Academy出身で、高校時代には高校3大オールスターゲームの全てに選出されたエリートプレーヤー。
いかにもUKが好きそうな選手だなと思っていたら、案の定UKに行き1年目から安定した活躍を見せてくれました。

そして当然のごとくone and doneでNBAドラフトえアーリーエントリー。
UKに行く選手の狙いはone and doneなので、ジョンソンにとってもチームにとっても予定通りのエントリーでしょう。

攻守に貢献出来るエリートウィング


・主要スタッツ

MPGFG%3P%FT%REBASTBLKSTLTOPTS
30.746.138.170.35.91.60.20.81.613.5

・身体測定結果

身長(裸足)体重ウイングスパン指高
195.6cm95.3kg205.7cm261.6cm

今年のウイングプレーヤーの中では、中々バランスの取れたプレーヤーですかね。
UKのシーズン前のコンバインでは助走有の垂直跳びが92.7cm。
能力系の選手かと思いきや、3PTも38.1%と良い数字でしたし、FTも70%超えはフレッシュマンとしてはまずまず。
得点パターンも多彩とまでは行かないけれど、能力の高いフレッシュマンにしては良い部類。
パスも出来る、リバウンドも取れる、ディフェンスも出来るオールラウンドな選手。
しかしながら、どこか突出した能力があるかと言われればそうでも無く。
カレッジレベルであれば、オールラウンドに上手くまとまった良い選手ではありますが、NBAでは特色の無い選手になり兼ねないので、プロレベルで通じる何かを見つける必要があるでしょう。
私的には良いパスを出す子だなという印象が何故かあります。

流石Oak Hill出身だけあって身体的な強さはありますが、身長195.6cmで指高261.6cmはSFでプレーするにはちょっと心もとない数字。
かと言ってそこまでクイックなプレーヤーでも無いので、小さくで速いSGには苦労しそうですし、オフェンスでも横のハンドリングを強化する必要がありそうです。

予想指名順位は1巡目中位

上ではパッとしない選手かの様に書いていますが、カレッジの中では身体能力も高く、何でも出来る素晴らしいウィングプレーヤーである事は間違いなく、今年のドラフトであれば1巡目中位辺りで指名されるでしょう。

常に高い強度でプレーする姿勢も素晴らしく、器用貧乏になり兼ねない選手ではありますが、オールラウンドに成長の素養はあるので、育成次第で何色にでも染まる事の出来る選手かなと思います。
まずはディフェンスと3PTを磨けば、NBAでも生き残っていくことは出来るのではないでしょうか。


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