class of 2021のパオロ・バンチェロがNBPA TOP 100 CampでMVPを受賞

NBPA(National Basketball Players Association=NBAの選手会)が、有望な高校生選手を招待して開催するNBPA TOP 100 Camp。
今年高校の最上級生になるclass of 2020からソフォモアになるclass of 2022までの選手が集まるこのキャンプで、class of 2021ながらMVPに輝いたのがシアトルのO’Dea High Schoolに通うパオロ・バンチェロ。

元WNBA選手のロンダ・バンチェロを母に持つサラブレット。
同じく有望高校生を集めて開催されるPangos All American CampのオールスターゲームでもMVPを獲得しており、来季の高校バスケ界で注目すべき選手の1人です。


パオロ・バンチェロ



名前は前々から知っていたものの、不覚にもチェックが漏れていた選手の1人。
今夏の活躍は目覚ましく、チェックしておくべき選手であることは間違いありません。

Nike主催のAAUリーグ、EYBLでは地元シアトルのSeattle Rotaryでプレーし平均21.8得点11.2リバウンド4.2アシスト2.4ブロックを記録。
突出したサイズや跳躍力、クイックネスを持つ訳ではないけれど、多彩なスキルと高精度なミドルレンジ(FT成功率80.9%)を備えるとっても現代的な選手。
最近の高校生はインサイドやコンボフォワードでもアシストの出来る選手が増えましたね。
きっとこれが新しいトレンドになってくるのでしょう。
リバウンドから速攻に繋がるパスを出せるのが好印象で、4.2アシストはインサイドの選手としては非常に優秀な数字です。

ご両親共にワシントン大の出身なので、彼もワシントン大への進学が有力視されています。
身体能力に頼らない彼のプレースタイルはどの強豪大学にとっても魅力的。
プロ向きな選手かは分かりませんが、カレッジでは重宝され、どのチームも喉から手が出る程欲しいタイプの選手でしょう。
有望フレッシュマンばかりが集まる青いところには行かず、地元に残って活躍してくれるとうれしいなぁ。

レブロンとウェイドの息子が転入するSierra Canyon Schoolへの転校の噂も流れましたが、本人は否定。
今年も地元シアトルでプレーする様です。

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