Class of 2019のRJ・ハンプトンは高卒プロ入りへ


世代別USA代表に選出されるなど、世代を代表するコンボガードとしてその名を馳せるRJ・ハンプトン。
先日class of 2020からclass of 2019への学年変更を公表し、進学先に注目が集まりました。
最終進学先候補に挙がったのはカンザス大、ケンタッキー大、メンフィス大、テキサス工科大の4校。

しかし、ハンプトンが最終的に選んだのは国内カレッジへの進学ではなく、高卒での海外プロ行き。
NBLに所属するニュージーランドプロチームのNew Zealand Breakersへの入団を発表しました。

今後の高校生選手の進路選択への影響は?


これまでもブランドン・ジェニングス、エマニュエル・ムディエイ、テレンス・ファーガソン等、高校から直接海外プロ行きを選択する選手はいたものの、学業成績や経済的な問題が無いと思われるハンプトンの様な選手が同様の進路を選ぶのは中々の衝撃。

"夢であるNBA行きの為のベストな選択"としてプロ入りを選択している点も、今後の高校エリート選手の進路選択に影響を与えそうです。
昨今のFBIによるNCAAリクルートに関する贈収賄捜査の件もそうですが、NCAAは公式には練習時間が限られていたり、学業に時間を割く必要が有る等、"バスケットボールの技術の向上"のみに焦点を当てるとベストな環境では無いのかもしれません。
勿論、カレッジに進学することへの利点も数多くあるはずなので、今後もカレッジ進学を選択するエリート選手は残るでしょう。

また、ハンプトンの判断には、ヨーロッパのプロからNBA入りを果たし、センセーショナルな活躍を見せたルカ・ドンチッチの影響もある様です。

ハンプトンだけでなく、ボール3兄弟の末弟ラメロ・ボールにもNBL入りの噂が出ています。
高校を中退し、プロチームでのプレー経験の有るラメロのカレッジ入りは現実的に難しく、以前からラメロの父ラバー・ボールもラメロの進路候補として"中国かオーストラリア"と言及していました。

昨季も贈収賄捜査の関連でNCAAでのプレーが認められなかったブライアン・ボウエンがNBLでプレーする等、NBLへの注目度は上昇中。
ハンプトンの成功次第では、NBL経由でのNBA行きもメジャーな選択肢となるかもしれませんね。
カレッジのスキップは少し残念でもありますが、ハンプトンの活躍を願うばかりです。

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