ラメロ・ボールはオーストラリアNBLへ


ロンゾ・ボールを筆頭としたボール3兄弟の末弟ラメロ・ボール。
お騒がせ家族の一員として高校生とは思えない程の人気を博し、Instagramのフォロワーは約460万人(2019年6月18日時点)。
ザイオン・ウィリアムソンのInstagramのフォロワーが約340万人(2019年6月18日時点)ということからも、ラメロの人気の高さが伺えるでしょう。

海外のプロチームでのプレーや、自身のシグニチャーシューズを持つことから、NCAAのアマチュア規定に触れ、NCAAでのプレーは難しいと予想され、高校卒業後の彼の進路には注目が集まりました。

ラメロの父であるラバーは、ラメロの進路として"中国かオーストラリア"とコメントしていましたが、今回そのコメント通りにラメロはオーストラリアのプロチームでNBLに所属するIllawarra Hawksへの入団が発表されました。

ラメロはオーストラリアのNBLへ



初めて見た頃はまだまだ小さく幼かったラメロがもう高校を卒業する歳になったんですね。
時の流れを感じます。
尖ったプレースタイルから賛否が分かれる選手ですが、私は好きな選手。
特にまだ身長が小さかった頃のセンス丸出しのプレーには目を引かれました。
今は身長が大きくなったことから、以前よりも身体的な能力に頼ったプレーも増えましたが、バスケットボールセンスに関しては3兄弟の中でもラメロが1番だと思っています。

ディフェンスをしない選手と批判されますが、小さかった頃に見せていたブロックやスティールからは先を読むセンスが感じられたので、チームのシステムや意識の改善で大きく向上すると予想しています。
決して完成された選手ではありませんが2m級の身長と秀でたセンスを持つラメロがプロレベルから見ても魅力的な選手であることは間違いありません。

そういった意味でも今回のオーストラリア挑戦はラメロにとって大きな意味を持つものになるでしょう。
これまでの自由が許された環境から一変する中、ラメロがその環境に順応することが出来るかが、今回の挑戦の成功のカギですね。
また、フィジカルコンタクトの強いオーストラリアは、ラメロの弱点であるフィジカルコンタクトの弱さの改善に向け適した環境のはず。
選手として更に一段階上への成長を期待しています。

注目高校生だったR.J・ハンプトンもカレッジをスキップし、直接高校からNBL入り。
NBLはプレーヤーのレベルも高く、アメリカと同じ英語を主要言語とすることから、アメリカの高校生にとって挑戦しやすい環境。
何かとカレッジの問題が取り沙汰される中、有望高校生にとってカレッジ入りはあまり美味しくないオプションになってきているのかもしれません。
ラメロ、ハンプトンがオーストラリアで成功し、来年のNBAドラフトで上位指名を受けることとなれば、有望高校生のNBL入りが新たなトレンドとなるでしょう。


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