2019-2020シーズンカレッジ注目チーム:カンザス大


カレッジ随一の選手層を誇り、昨季の開幕前はNCAAトーナメント制覇の有力候補にも挙げられたカンザス大。しかし相次ぐ主力の離脱や期待されたフレッシュマンの不調でNCAAトーナメント2回戦敗退と不本意なシーズンを送りました。

シーズン終了後には主力選手のアーリーエントリーや転校が続きました。主力選手の多くを失いながらも、今季開幕前のランキングでは上位にランクされているカンザス大の選手層の厚さは流石の一言。経験値の高い選手は限られますが、その分伸びしろは大きく、各選手の成長次第では今年も上位進出が期待出来ます。


昨季からの主要選手

C:ユドカ・アズブーキ
PG:デボン・ドットソン
SG:オチャイ・アグバジ
PF:シルビオ・デ-ソーザ
SG:マーカス・ギャレット

主要新規加入選手

SF:ジェイレン・ウィルソン

注目選手

ユドカ・アズブーキ

デボン・ドットソン

展望

ユドカ・アズブーキとシルビオ・デ-ソーザが並ぶインサイドは現代的な万能性こそありませんが、高さとパワーはカレッジ随一。この2人に高校時代にMcDonald's All-Americanにも選出されたデイビッド・マコーマックとハードワーカーのミッチ・ライトフットが控えるインサイド陣は質・量共に文句無しで、カレッジでもここまでのインサイドを揃えるチームは他にありません。

アーリーエントリーも検討したデボン・ドットソンはデボンテ・グレアムやフランク・メイソンの系譜を継ぐスピードスターの素質十分。昨季はフレッシュマンながら12.3得点3.5アシストを記録。今季はカレッジを代表するPGの1人に成長してくれるでしょう。昨季はコンボガードのクエンティン・グライムスと共にプレーし、控えにはチャーリー・ムーアもいましたが、今季のガードポジションはドットソン頼み。チームの浮沈を握るのは彼になるでしょう。

ウイングのスターティングメンバ―に予想されるのが今年ブレイクが期待されるオチャイ・アグバジとマーカス・ギャレットの2人。アグバジは開幕時点ではレッドシャツでしたがシーズン途中に出場解禁となり、出場22試合中3試合で20得点以上を記録。ギャレットはディフェンスに優れ、昨季は平均1.4スティールを記録。共に高い身体能力と豊富な運動力を誇り、攻守に存在感を発揮する2wayプレーヤー。この2人が同時に出てくるのは対戦相手からしたら相当嫌なことは間違いありません。フレッシュマンのジェイレン・ウィルソンはこの2人とは異なるオールラウンダータイプで、ベンチから流れを変える働きをしてくれるでしょう。

主力が相次いで転校しチームを去ったものの、選手層の厚さは相変わらず。今季も十分に上位進出を狙えるメンバーが揃いましたが、いかんせん昨季は中々上手くいかなかったので、今季も先行きに不安は残ります。また、カレッジでの経験値のが高い選手はライトフットとギャレットの2人のみ。ポテンシャルが高い選手が豊富ですが、思うような成長を見せてくれるかは未知数。しかし、そこは伝統校のカンザス大。思う様に行かなかったシーズンの翌シーズンにはキッチリ仕上げて来るはず。という事で何だかんだでElite8辺りまでは行くのではと予想します。ガードはドットソン頼みなので、彼が怪我でもしたらチームが崩壊しかねませんが...。


コメント

  1. タイトルがミシガンになってますよ!

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    1. すいません。ご指摘ありがとうございます。

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