2019FIBA U19バスケットボールワールドカップ:USAが王座奪回に成功!!


前回大会でカナダ代表に屈し、大会3連覇を逃したU19USA代表。今大会は王座奪回に向け順調にトーナメントを駆け上がり、決勝でアフリカ勢では史上初の決勝進出を果たしたマリ代表と対戦。身体能力に優れるマリ代表に対して前半は接戦となりましたが、3クォーターの立ち上がりにジェイレン・サッグスの3PTやケイド・カニンガムの速攻で畳みかけ、一気に試合の主導権を握り、93-79で勝利。史上7度目となる優勝を飾りました。

USA代表からは司令塔のタイリース・ハリバートンとインサイドの要となったレジ―・ペリーが大会ベスト5に選出され、ペリーが大会最優秀選手賞を獲得しています。

カレッジ選手と若い才能が融合



大会ベスト5に選出されたハリバートン、ペリー共に今年カレッジのソフォモア(大2)になる選手。経験豊富なカレッジ選手がチームの中心として安定感をもたらし、今年高校のシニア(高3)となるclass of 2020の若い選手がそこにセンスと爆発力をプラス。class of 2020ではケイド・カニンガムが平均11.7得点4.9リバウンド5.7アシストとオールラウンドなプレーを披露。高校生とは思えない多彩さと完成度を遺憾なく発揮し、決勝でも21得点7リバウンド7アシストと活躍しています。

今年カレッジに進学する選手では、ビラノバ大に加入するジェレマイア・ロビンソン-アールが躍動。平均12.7得点6.3リバウンドFG成功率60.3%を記録。インサイドの選手ながら器用なハンドリングやミドルシュート、高い機動力で使い勝手の良い選手として貢献。強豪のビラノバ大でも即戦力として活躍を見せてくれることでしょう。

マリ代表が歴史的な躍進を見せる

アフリカ勢としては史上初となるベスト4進出を果たしたマリ代表。準決勝ではフランスを撃破し、決勝にコマを進めました。中心となったのはゴンザガ大に進学するOumar Ballo。チーム首位の平均17.6得点に加え大会NO1となる11.8リバウンドの活躍。恵まれたサイズとウイングスパンを武器にインサイドを制圧し、大会ベスト5に選出されました。

他のアフリカ勢ではセネガル代表が15位。順位こそ振るいませんでしたが、長いウイングスパンと優れた身体能力が揃い、高い将来性を感じさせました。

アフリカ勢の個々の能力は高く、技術と戦術が追い付けば、USA代表の脅威となる存在でう。コーチング次第では、次回大会以降もアフリカ勢の上位進出が期待出来そうです。

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