実力派ガードのシャリーフ・クーパーがNCAAトーナメントFinal4のオーバーン大にコミット


class of 2020屈指の実力派ガード、シャリーフ・クーパー。昨季は所属チームの McEachern High School(マッキーチャン高)を32勝0敗のパーフェクトシーズンに導き、自身もUSA Today All-USA Player of the Year 等、多くの個人賞を受賞しています。

進学先はケンタッキー大かオーバーン大かで注目が集まりましたが、クーパーが選んだのはオーバーン大でした。オーバーン大は昨季強固なディフェンスを武器にNCAAトーナメントでFinal4に進出。クーパーとチームメイトとしてマッキーチャンのシーズン無敗に貢献した1学年上のアイザック・オコロもオーバン大に進学。

リクルートに関連した贈収賄でアシスタントコーチが逮捕される等、ゴタゴタのあったオーバーン大ですが、Final4進出に続き、高校屈指のガードの獲得に成功し、明るい未来を予感させます。

シャリーフ・クーパー


学年屈指のガードとして世代別USA代表候補にも選出されたクーパー。昨季は平均28.6得点8.7アシスト6リバウンド4.1スティールの圧倒的なスタッツを残した高校バスケ界を代表する選手です。

AAUシーズンでは3PT成功率が30%を切っていましたが、FT成功率は85.7%なのでシュート精度も安心。1試合平均5.4個のTOは気になりますが、ハンドリングやパスのスキルは高いので統制の取れたシステムの中でプレーすれば、自ずとTOの数は減るでしょう。気になる弱点はやはり身長。公称183cm程ですが、実際は180cmあるかないか辺りかなと。ウイングスパンも長いタイプではないので、カレッジより上のレベルではディフェンスで苦労をしそう。

昨季のチーム平均得点TOP3全員が卒業やアーリーエントリーでチームを離脱したオーバーン大。今季はクーパーの先輩であるアイザック・オコロを始め、多くの新入生が加入。今季経験を積んで、クーパーの加入する来季には戦力となることが期待されます。クーパーがone and doneをせずに数年カレッジでプレーすれば、Final4進出も夢ではないチームになるでしょう。

トレー・ヤングが進学した時もone and doneを予想していなかったので、クーパーもどうなるかなと。得点能力もPGとしてのコントロール力も高校屈指。間違いなく活躍するのでone and doneの可能性も十分。能力系の選手では無いので、ドラフト上位指名には相当な活躍が必要でしょう。私的には長くカレッジでプレーを見せてほしい選手です。

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