class of 2021のテレンス・クラークが学年変更を検討中


class of 2021でESPNランキングで4位にランクされるウイング、テレンス・クラーク。ジュニアのシーズンを迎えるにあたり、進学先候補6校を公表。6校に残ったのはメンフィス大、ケンタッキー大、デューク大、UCLA、テキサス工科大、ボストンカレッジでした。

class of 2021からclass of 2020への学年変更が噂になってきたクラークですが、進学先候補の公表に合わせて、class of 2020への学年変更を検討していることもTwitterで言及しました。学業やテストの成績次第では、class of 2020への変更が予想されます。

ちなみにクラークはBrewster Academyでプレーしているので、日本代表でプレーしているシェーファーアヴィ幸樹の後輩にあたります。


テレンス・クラーク


プレースタイル

サイズ・身体能力・オールラウンドなスキルを兼ね備える現代的なエリートウイングプレーヤー。世代別USA代表候補合宿にも召集され、今年はエリート高校生を集めて開催されるPangos All American CampのオールスターゲームでもMVPを獲得している高校を代表する選手の1人です。2001年9月生まれの彼は今月早々に18歳となり、class of 2021としては割と歳の行ってた選手。学年変更によって、年齢という懸念事項もカバーされます。

AAUではEYBLのExpressions Eliteでプレーし、平均16.2得点5.1リバウンド3.7アシストを記録。ハンドリングが良く、パスセンスも上々、得点パターンも多彩なプロ向きな選手。弱点は高校生ありがちなアウトサイドのシュート精度や完成されていないフィジカルくらいでしょうか。

現時点でも完成度は高く、将来的にはプロ入りだけでなく、スターとなれる才能を持つ選手ですね。

class of 2020はウイングが充実

元々ウイングにタレントが揃っているclass of 2020。ESPNランキング2位のケイド・カニンガム、同3位のジェイレン・グリーン、デューク大にコミットしたジェイレン・ジョンソン、ケンタッキー大にコミットしたBJ・ボストン、IMGアカデミーの全米制覇に貢献したジェイデン・スプリンガーとウイングにプロレベルでも活躍が期待される選手が並びます。

ここにクラークが加入することでclass of 2020=2021年のドラフト組はウイングが豊作に。
2017年はPGの年、2018年はビッグマンの年となりましたが、2021年はウイングの年となりそうです。2017、2018年と比較すると2019年、2020年のドラフト組は小粒な印象ですが、2021年は久々に大物が揃う歳になりそうです。

2022年に高校生のアーリーエントリーが解禁され、2022年はダブルドラフトと呼ばれ、期待が高まっていますが、ダブルドラフトの年に大学1年のclass of 2021の中からもダブルドラフトを避け、class of 2020に学年変更をする選手が出てくるのではというのが私の予想。2022年よりも2021年の方がレベルの高いドラフトになるんじゃないかなと思っています。

現在class of 2021でESPNランキング1位にランクされるジョナサン・クミンガにもclass of 2020への学年変更の噂もあり、class of 2020の学年変更は一段落付きましたが、これからはclass of 2021の上位陣の動向から目が離せません。

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