ブロニー・ジェームズが高校での公式戦デビューで2桁得点を記録

NBAのスーパースター、レブロン・ジェームズの長男、ブロニー・ジェームズ

2023年に高校を卒業するclass of 2023の彼は今年から高校に進学。カリフォルニア州大会を2連覇中の強豪校、シエラキャニオンスクールに入学しました。

昨季のシエラキャニオンスクールも、デューク大に進学したカシアス・スタンリー、バンダービルト大に進学したスコッティ・ピッペンJr(その名の通りスコッティ・ピッペンの長男)を擁したスターチームでしたが、今年は更にランクアップしたタレントが集結。

世代別USA代表のザイアー・ウィリアムス、ケンタッキー大進学予定のBJ・ボストンと学年トップレベルの転校生が加入し、シエラキャニオンスクールは全米でもトップ10にランクされる注目校に。

シーズン開幕戦ではモンゴメリーハイスクールと対戦し、91-44で勝利。シーズン初戦を快勝で飾りました。

ブロニー・ジェームズはデビュー戦で2桁得点


カリフォルニア州の転校規定によりザイアー・ウィリアムスを欠いたシエラキャニオンスクール。BJ・ボストンやTCUにコミットしているテレン・フランク、class of 2022で世代別USA代表のアマリ・ベイリー等がスターティングメンバーに名を連ねました。

注目のブロニー・ジェームズは、1Qの残り3分を切った所でベンチから出場。高校バスケで公式戦デビューを果たします。

緊張からかボールに手が付かない場面も見られましたが、2Q残り7分10秒にはワイドオープンの3PTをキッチリと沈め、高校初得点を記録。格下相手ではありますが、その後も速攻や3PTを決め合計10得点。デビュー戦として上々のプレーを見せました。

この試合でシエラキャニオンスクールの中心となったのは、ケンタッキー大コミットのBJ・ボストン。

優れたサイズとオールラウンドなスキルを持つウイングプレーヤーであるボストンは、余裕綽々のプレーで22得点。今季のシエラキャニオンはボストンとザイアー・ウィリアムスが中心となりそうです。ウィリアムスは転校規定により、現在出場が認められていませんが、12月末からは公式戦への出場が認められる予定です。

今季はベンチスタートがメインか

スーパースター軍団のシエラキャニオンスクールでは、流石のブロニーもチームの中心となることは難しそう。ガードポジションには、U16USA代表メンバーであるアマリ・ベイリーがいる為、ベンチスタートがメインとなりそうです。

現在のブロニーは3PTシュートに優れ、落ち着いたプレーの出来るコンボガード。高校入学早々にこれだけ落ち着いたプレーが出来るのは、レブロンの息子として常に注目を浴び続けてきたお陰でしょうか。

ロールプレーヤータイプですが、確実なスキルを備えており、180cm台中盤と言われている身長が190cm台まで伸びてくれば、スタープレーヤーに成長するでしょう。

現行のルールでは、NBA入りは最短で2023年。身体の成長次第では、レブロンとブロニーがNBAの舞台で共演する日が来るかもしれません。

今季からはドウェイン・ウェイドの長男、ザイアー・ウェイドもシエラキャニオンスクールに加入。知名度の高いプレーヤーが揃ったお蔭で、シエラキャニオンスクールの多くの試合がESPNで放映される予定。全米中の強豪との対戦を通して、ブロニーの成長を見る事が出来るでしょう。