NBAドラフト2020:ラメロ・ボールがNBL史上最年少でのトリプルダブルを達成
The youngest player with a triple-double in NBL history.— NBL (@NBL) November 25, 2019
Take a bow, @MELOD1P. This is the stuff Next Stars are made of. The world is on notice, he's coming for that #1 pick 👀#NBL20 #CNSatILL pic.twitter.com/ukxt1FPKjk
ラメロが所属するイラワラホークスはシーズン11戦目でケアンズタイパンズと対戦。ホークスはここまで2勝8敗と苦しいシーズンを送っているが、その2勝はタイパンズからによるもので、タイパンズとの相性は良好。ラメロは前回のタイパンズ戦で24得点7リバウンド9アシストを記録し得意としている相手。
ラメロは延長にもつれ込んだこの試合で32得点11リバウンド13アシストを記録し、NBL史上最年少でのトリプルダブルを達成。ホークスは114-106で勝利し、シーズン3勝目を上げた。
チームを勝利に牽引
終盤までリードを保ったホークスだったが、タイパンズの猛追を受け逆転を許す。残り1分8秒で95-99で4点のビハインドを背負い、万事休すと思われた。
そこからラメロ・ボールがスティール、シュートファールを引き出すナイスパスを決め、残り5秒で99-99の同点に追いつく3PTを沈め延長に導いた。勝敗が決まる場面で全く物怖じせず3PTを放った様は若干18歳の選手とは思えないものだった。延長でも106-101にリードを広げるドライブからのワンハンドダンクを叩き込み、ホークスの勝利を決定づけた。NBL史上最年少でのトリプルダブルの達成は快挙であるが、それ以上にチームに勝利をもたらしたことが大きな意味を持つ試合だった。
開幕当初は自慢の3PTが絶不調だったラメロだが、ここ最近はシュートスランプから回復。この試合でも3PTが4/7で成功率57%と好調だった。アウトサイドシュートの復調がラメロの得点力向上に大きく寄与し、ディフェンスにとっても的が絞れない厄介なプレーヤーになってきている。アーロン・ブルックスが故障により戦線離脱し、ラメロがボールをキープする時間が長くなったことが、ラメロのプレーレベルの飛躍に影響している様だ。
オフェンス偏重の選手であるイメージが強いラメロだが、プレーの予測力が高く、リバウンドやスティールにも優れている。セルフィッシュな選手と思われてきたが、NBLに来てからのプレーはお行儀が良く優等生。この試合でも決して独りよがりな印象はなかった。父であるラバー・ボールと離れて暮らしている事も上手く作用しているのかもしれない。言動からも全く問題児と呼ばれていた事を感じさせない。
既に来年のドラフト1位指名有力候補の1人とみなされているが、今回の活躍でドラフト1位指名の実現にまた一歩近づいた事は間違いないだろう。
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