NBAドラフト2020:スコッティ・ルイスがスタメン起用に応えチームハイの15得点

今年のフレッシュマンで推してる1人、フロリダ大のスコッティ・ルイス。高い身体能力を誇るウイングプレーヤーで、高校では下級生の頃から高い知名度を誇った選手。McDonald's All Americanにも選出された学年を代表する選手の1人だ。

フロリダ大はシーズン3試戦目でタウソン大と対戦。ルイスは3戦目にして初めてのスタメン起用となった。その期待に応え、チームハイの15得点を記録。フロリダ大はルイスの活躍により、66-60で接戦に勝利した。

スコッティ・ルイスが攻守に躍動

ルイスの魅力は何と言ってもその身体能力。爆発的な跳躍力とクイックネスを持ち、高校時代は屈指のダンカーとして知られた。ディフェンスでもその身体能力を遺憾なく発揮。長いウイングスパンとクイックネスで2Wayプレーヤーとしての将来性は高い。

フロリダのオフェンスの中心はインサイドのケリー・ブラックシャー。バージニア工科大からの転校生であるブラックシャーは、プレシーズンにはSECの最優秀選手賞の最有力にも選ばれている。その為、ルイスがオフェンスでボールを保持する時間はチームの中でも決して多くはないが、この日は3PTが2/4と好調。長いストライドから繰り出されるドライブも威力は抜群で、終盤には試合を左右するドライブからのレイアップをねじ込んだ。

この試合では速攻の場面がほぼ無かったけれど、速攻の機会が増えれば、機動力と跳躍力に優れるルイスのオフェンスでの存在感が増すでしょう。彼を推している私としては、もう少しボールを預けてあげてもいいのでは?と思うけれど、そこは自らの力を示すことで改善していってほしいですね。

ディフェンスでも長い四肢を駆使し、積極的にボールにプレッシャーを掛ける。良い意味で感情を表に出す場面も見られ、フレッシュマンながらチームを鼓舞しているのも好印象だった。オフェンスは不安定な臭いがするけれど、身体能力・ディフェンス意識も高く、ディフェンスでは安定した活躍が見込めるかなと。

攻守ともにプレーが直線的というか、正直すぎる所があるので、シーズンの中で経験を積む事でより良くなっていくでしょう。今回は初めてのスタメン起用でしたが、時間を与えれば間違いなく伸びる子だと。

有望新入生とブラックシャーの加入でプレシーズンに注目を集めたフロリダ大だが、既にフロリダ州立大に1敗を喫し、苦戦気味。タレントは揃っているが、まだまだオフェンスが噛み合わずといった感じ。能力の高いルイスには今日の様なプレーを続け、チームのカンフル剤となることを期待している。

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