NBAドラフト2020:ポジション別注目選手【コンボガード/ウイング編】

PG、インサイドに続いてウイング系を。今年のウイングの目玉はジョージア大のアンソニー・エドワーズ。全体的にスケール感は小さめ。ポジションレス化が進む昨今なので、ポジションの区切りは難しいところ。

記載している身長はESPNに載っている公称。これも数日以内には書ききりたいなと。公式のハイライトで良いものがない選手は高校時代のモノでご勘弁を。

アンソニー・エドワーズ

学年:フレッシュマン
大学:ジョージア大
ポジション:SG
身長:195.6cm
主な受賞歴:マクドナルドオールアメリカン/ジョーダンブランドクラシック
スタッツ:29.8分19.1得点4.9リバウンド3.1アシスト1.3スティール0.5ブロック2.5TO
※2020年1月17日時点の数字
予想指名順位:3位以内


今年のドラフト1位指名有力候補の"Antman"ことアンソニー・エドワーズ。class of 2020から学年を上げた選手で、ドラフト時点ではまだ18歳の若い選手。現時点では1巡目1位指名の有力候補に名前が上がる。

平均19.1得点と高い得点力を誇り、年齢に似合わぬ成熟したオフェンスを展開する。ディフェンスとのスペースの取り方に長け、難なくジャンパーで得点を重ね、隙あらば力強いダンクを叩き込む跳躍力も兼ね備ている。平均3.1アシストとウイングとしては視野も広い。ウイングスパンは205.7cmと言われており、フィジカルも成熟。オフェンスだけでなくディフェンスでも大成することが期待されている。

全米屈指の強豪である対MSU戦では37得点を叩き出し、爆発力の高さを示したが、その前日の対デイトン大戦では僅か6得点と波の激しい選手。3PT成功率31.1%FT成功率69.2%と生産性の低さも懸念される。

安定感に欠ける選手ではあるがポテンシャルは高く、怪我さえなければ間違いなくドラフトで上位指名を受けるだろう。

ジェイデン・マクダニエルズ

学年:フレッシュマン
大学:ワシントン大
ポジション:SF/PF
身長:205.7cm
主な受賞歴:マクドナルドオールアメリカン/ジョーダンブランドクラシック
スタッツ:33.4分13.5得点6.4リバウンド2.2アシスト1.4スティール1.0ブロック3.4TO
※2020年1月17日時点の数字
予想指名順位:10位以内


NBAプレーヤーであるジェイレン・マクダニエルズの弟、ジェイデン・マクダニエルズ。ケビン・デュラント系のアウトサイドのスキルに優れるコンボフォワードで高い将来性が見込まれている。

アウトサイドからの得点を好む傾向にありFG成功率は42.1%と低めだが、タフショットも沈めるセンスがあり、FT成功率も73.4%と決して低くない。シュートセンスは高いので、シュートセレクションを磨けば得点力はまだまだ伸びるだろう。

恵まれたサイズを持ちながらクイックネスにも優れ、スティール・ブロック共に1試合平均1本超えと優秀。イメージとしてオーランドマジックのジョナサン・アイザックに近く、オフェンスよりも先にディフェンシブプレーヤーとして頭角を現す可能性も高い。

RJ・ハンプトン

生年月日:2001年2月7日
チーム:ニュージーランドブレーカーズ
ポジション:SG/PG
身長:195.6cm
スタッツ:20.6分8.8得点3.9リバウンド2.4アシスト1.1スティール0.3ブロック1.5TO
予想指名順位:ロッタリー


USA代表としてU17ワールドカップ優勝も経験しているRJ・ハンプトン。世代を代表するコンボガードがカレッジをスキップしニュージーランドに渡ったのは大きな衝撃だった。

学年変更で高校の卒業を1年早めており、まだまだ粗削りな選手であることは否めないが、屈強なプロ選手達の中でも彼のダイナミックなプレーは一際輝きを放っている。12月初旬に故障し、1月上旬に復帰を果たしたばかりで万全ではない。ドラフト評価を上げる為には2月中旬のシーズン終了までにアピールをしたいところだ。

プロの中では生産性こそ低いが、ハンドリング、パッシング、シューティングと全てにセンス有り。学年変更をしなければ今季も高校生だったことを考えると、現在の完成度は立派。

育成枠として数年先を見越して獲得するのであれば、10位以内で獲得するだけの将来性のある選手だろう。

ジョーダン・ウォラ

学年:ジュニア
大学:ルイビル大
ポジション:SF/PF
身長:200.7cm
主な受賞歴:サードチームオールACC/ACC Most-Improved Player
スタッツ:33.1分20.4得点7.4リバウンド1.4アシスト0.9スティール0.3ブロック2.4TO
※2020年1月17日時点の数字
予想指名順位:1巡目中位~下位


昨季所属カンファレンスのAAUで最も成長した選手に送られるACC Most-Improved Playerを獲得したジョーダン・ウォラ。今季のカレッジでは最も実績に優れるウイングプレーヤーだろう。

強靭なフィジカルとクイックで精度の高い3PTシュートを武器にインサイド・アウトサイドのどこからでも得点の出来るオフェンス特化型の選手。平均20.4得点は今季のACCで1番の数字。44.0%の3PT成功率もACCで1位だ。安定感の高い選手でもあり、今季1桁得点に終わった試合は1試合のみ。

クイックネスに優れる選手へのディフェンスは弱点だが、オフェンスでは完成度の高い選手で即戦力の期待がある。1巡目下位以降で獲得できればお買い得だろう。

スコッティ・ルイス

学年:フレッシュマン
大学:フロリダ大
ポジション:SG/SF
身長:195.6cm
主な受賞歴:マクドナルドオールアメリカン/Nikeフープサミット
スタッツ:28.7分8.9得点4.7リバウンド0.5アシスト1.5スティール1.5ブロック1.2TO
※2020年1月17日時点の数字
予想指名順位:1巡目下位~2巡目上位


高校時代は下級生の頃からその名を全米に轟かせたスコッティ・ルイス。跳躍力とクイックネスに優れ、2wayプレーヤーとしては今ドラフトのウイング屈指のポテンシャルを誇る。

平均得点8.9得点とオフェンスは発展途上だが、クイックネスを駆使した縦のドライブの切れ味は抜群。FT成功率は79.7%とシュートセンスは悪くない。直近の5試合中4試合で2桁得点を記録し、シーズンが進むにつれ徐々に得点力も向上を見せている。

ディフェンスに関しては既に大きなインパクトを残しており、スティール・ブロック共に1.5本を記録。特にブロック数はウイングとしては非常に優秀な数値。跳躍力・クイックネス・ウイングスパンとディフェンシブプレーヤーとして大成する素質を高い水準で備えている。

戦力となるまでには数年の時間を要することが予想されるが、2巡目で取れるのならば、ポテンシャル採用の価値は十分にある。

オチャイ・アバジ

学年:ソフォモア
大学:カンザス大
ポジション:SG/SF
身長:195.6cm
スタッツ:33.6分10.9得点4.3リバウンド2.5アシスト1.6スティール0.1ブロック2.3TO
※2020年1月19日時点の数字
予想指名順位:1巡目下位~2巡目上位


昨季レッドシャツからシーズン途中にメンバー入り、予想外の活躍を見せたオチャイ・アバジ。不本意なシーズンを過ごした昨季のカンザス大において、数少ない明るい話題を提供してくれた。

デボン・ドットソン、ユドカ・アズブーキとカレッジでも屈指の選手を擁するカンザス大においてはサードオプションの選手だが、他チームであれば主役となれる選手。3PT成功率は昨季の30.7%から38%まで上げ成長を見せている。ディフェンスでは1.6スティールを記録する2ウェイプレーヤーである点も魅力だ。

シーズン開幕前はブレークが期待されたが、今の所チームの3番手に収まっている。何だか化ける雰囲気を感じる選手で2巡目でのおススメの1人。

ジョッシュ・グリーン

学年:フレッシュマン
大学:アリゾナ大
ポジション:SG/SF
身長:195.6cm
主な受賞歴:マクドナルドオールアメリカン/Nikeフープサミット
スタッツ:31.1分12.7得点4.9リバウンド2.4アシスト1.6スティール0.4ブロック1.7TO
※2020年1月22日時点の数字
予想指名順位:2巡目

ニコ・マニオン、ジーク・ナージと共にアリゾナ大が誇るフレッシュマントリオの一角を占めるジョッシュ・グリーン。オーストラリア出身で高校からアメリカに渡った選手で、2019年にはIMGアカデミーで全米制覇も経験している。

クイックではないが強靭なフィジカルと高い跳躍力を有し、ドライブからパワフルなダンクを叩き込む。スター軍団のIMGアカデミーでプレーしていたため、アンセルフィッシュな選手で、細かな気の利くプレーが出来るのも彼の魅力だ。フィジカルを武器に屈強なディフェンシブプレーヤーでもある。

3PTを磨けば、ロールプレーヤーとしてチームに必要とされる選手に成長するだろう。

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